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「この部屋かも」









ある部屋の前に着くと、中から土方の声が聞こえて、この部屋だと確信する









神「行くヨロシ」









Aは、神楽の一言で頷くと、襖を控え目に開けた









スーッと、襖を開ければ土方だけではなく、近藤の姿まであった









「すみません…」









土「あ?…って、Aじゃねえか…!チャイナまで」









近「Aさんじゃないかァ!!どうしてここに!」









近藤は、興奮したかのようにAに向かって歩いてくる









近「とりあえず入って下さい!」









神「邪魔ネ、ゴリラ。檻の中で大人しくしとくヨロシ。」









近「ゴリラでも構わん!俺にはお妙さんがいる!!!」









「ははっ……失礼します」









愛想笑いをしたA









正直、面倒くさい空気だ









近「そして続きだが、どうしてAさんはここへ?」









近藤の後ろから、土方もこちらを見つめて、不思議そうな顔をしている









「あの、夫が財布を忘れたみたいで…届けに来たんです」









土「あ、そういや、忘れてたわ」









後ろから一言だけ言うと、「ありがとう」と付け足す土方









近「なんて良い奥様なんだ!トシ!!ちゃんと感謝をするんだぞ!」









土「…感謝、ねぇ」









低い声で言った土方の言葉を、Aは気付かずにいた









「やめて下さいゴリr……あれ、名前なんでしたっけ」









近「え?」









「冗談ですよ…ふふ」









神「A、うまいアル!ノリが良いネ!」









土「おい」









途中で土方が、一言挟むと3人の会話は途絶えた









土「仕事中だ、終わったら帰ってくれ」









「なっ…」









いきなり、土方の素っ気ない言い方に対し、3人は目を見開けた









神「酷いアル!!!!せっかく届けに来て貰った身ネ、そんな言い方する事ないダロ!!!」









近「そ、そうだぞトシ!!Aさんが可哀想じゃないか!」









「やめて下さい」









神「…A?」









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作者名:イユリ | 作成日時:2017年5月11日 1時

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