【銀魂】攘夷四天王と“影”のお姫様３

32 真選組の目の下 ページ32

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『嫌…』



土方「嫌もクソもねェよ。拒否権はテメェにねェ」



『嫌ったらイヤ！誰がそんなこと決めたんですか！？』






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土方「＿＿＿＿松平のとっつぁんだ。幕府のお偉いさんにテメェの事は知られてる訳よ」




　誰よソレ…





『ヤダ』



　ヤダったらヤダんだから！




土方「小学生並みの嫌がり方すンな。もう決まったことだ」



『それ以外の選択は？』



土方「ンなもんねェよ」





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沖田「いや、ありまっせ」




土方、山崎「「どわっ」」



　わっ、なに、
　どこから沸いてきたの彼！？





沖田「首切ればいいんすよ。そうすりゃ、アンタは死ぬんで疑いは晴れ、幽霊のまま家に帰れますよ」



　そ、そんな…ストレートに恐ろしいことを…


　結局は
　死ななきゃいけないってことですか
　でも、人にずっと見られるよりそっちのほうがいいのかも…







　＿＿＿＿切ってもらうか

　ひとつ縛りにして、首の後ろを見せれば、きっと切りやすいはず…





ｷｭｯ





『なら、お願いします。私の首を切ってください』




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山崎「(ポニーテール！！！)」



沖田「………」





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「殺してぇ」




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『？』


　お願いしますよ？




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沖田「ガチで殺しててェ」



山崎「ん？(待って。隊長のこの言い方…)」




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沖田「殺してェ」




　＿＿＿＿可愛い




山崎「(そう言っているようにしか聞こえない…)」





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『？』





山崎「(確かに可愛いもん〜)」




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　あの…
　私の話、聞いてます？



　誰も刀を抜いてこないのですが…




『おかしい…』



　誰も首を切ってくれない…




『あのっ…』




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ｼﾞﾜ




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　あれ？お腹が痛い…

　体がいっきに熱くなってきた
　なにこれ…
　おかしい…




　
『痛い…痛い…痛い…』




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山崎「ナミさん…？」



『っ…やま、さきさ…』




　内側から液体が出てるような気がするの

　助けて…お願い…





山崎「ナミさん!!!」





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