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2 逃げの小太郎 ページ2







桂「ここまで来れば安心だな」


『はあ…はあ…』



 つ、疲れた
 もう走れないです



グイッ



 っ!?
 な、なんだなんだ!?…って、桂さんに引き寄せられただけか




桂「お前に聞きたいことが山ほどある」


『……』


桂「なぜ、あの場にいた!?あそこは戦場だぞ!?」




 もう彼は私があそこにいたことを知っています

 隠すつもりなんてありません





『いてはダメなのですか?』


桂「ああ。そうだ。あそこは女、子供がいるべき場所ではない」


『___助けたい人がいても?』





桂「……」








「松陽のことか…?」
















『はい』



 










 桂さん、驚いている
 私が松陽先生のことを知っているからだ




桂「しかしお主…アイツとどんな関係があるんだ?寺子屋にいたのか?」


『そこに私の姿はありましたか』



 ずっとずっと屋根裏部屋に隠れていた私を
 あなたは見掛けたでしょうか?





桂「……いなかった」


『___なら、違うのではありませんか?』



 日向にいたあなたたちと
 ずっと影にいた私と関わりなんてありません

 


桂「なら、なん____」




 きっともっと聞こうとしてくれていたんだと思う

 けれど、黒いブーツには敵いません





銀時「カツラああああああああああああ!!」



桂「おっとまたコレか」





 あ…桂さん吹っ飛んじゃいました
 カオスってこういうことを指すんですね!



ギュー






 銀時「ナミ…!」




 ああ…銀さんの腕のなか、あったかい




『銀さん…』


銀時「んー?」
















『どうしよう私の人生終わっちゃいました』


『真選組になんて言えば…』




 桂さんと一緒にいたこと、仲が良いのもバレバレです
 ガクガク体が震えてます
 



銀時「あーとだな…」



 銀さん、顔が青いの隠しきれてません




銀時「と、取り敢えず変装だ!! 着物、買いに行こうぜ」



 ハッ!そうです変装しちゃえば!!
 一度、カツラを被りたかったんですよ〜



3 吉原→←1 山崎さん



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紅音 - 初コメ失礼します。とても面白いです!更新頑張ってください!楽しみにしています。 (2022年8月6日 14時) (レス) @page10 id: 49df10a6d1 (このIDを非表示/違反報告)
歴史クイズ - 続き楽しみにしてます! (2022年8月1日 13時) (レス) @page10 id: ce3cc772d9 (このIDを非表示/違反報告)
緋村 - 面白かったです!!!!続き下さい (2022年7月8日 22時) (レス) @page6 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:真灯 | 作成日時:2022年7月2日 20時

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