【銀魂】奥様の素顔 ２

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その頃、真選組では一部、小さな騒ぎが起きていた









山「副長！Aさんの事ですが…」









土「何かわかったか」









山「まだ手がかりがないんです…」








土「お前探す気あんのか？アァ？」









近「まあトシ、気持ちは分かるが落ち着くんだ。」









沖「嫁に逃げられて苦しそうにしてる土方さんを見れるなんてねィ。秘宝現状でさァ」









土「ナメてんのかオルァ！」









沖「わー、こわーい。助けて近藤さーん」









四人で少し固まって話している内容は、Aの捜査の事だった。土方は、やはり心配であまり睡眠を取らず寝れずしていたのだ






この様子を見れば、少し土方の顔がやつれているように見える









山「副長…」









近「トシ、お前は休め。少しの間俺たちで何とかする。」








土「……」









近「その代わり、もう夫婦ではなくなる。何てこと言うな」









優しく言った近藤に対し、沖田と山崎はエッと声をあげた









沖「Aと離婚する気だったんですかィ？」









山「ダメですよ副長！！あんな素晴らしい奥さんから離れるなんて！」









沖「いや山崎ィ。間違ってるぜィ。離れるんじゃなくて、現に離れられてるんでさァ」









普段言い返す土方だが、ため息だけ吐きその場を去ろうとした









土「…近藤さん、頼んだ」









土方がユラユラ歩いて行く後ろ姿を、３人は哀しそうな目で見ていた







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