【高杉】混ぜるなキケン2【土方】

71. 勘違い ページ22

『土方さん、ちょっとここの絆創膏のとこグッて押してもらえます？割と爪立てる感じで』



土方「は、ハァ！？何言ってんのお前！そういうのは、ちゃんとした相手に頼むべきだ！それ付けた犯人に頼め！」



『犯人？なんのですか…



ってそれどころじゃないんです、



今すぐグッてお願いします！








もう、






かゆくて無理です！』







土方「…は？」



『かゆいので刺してください！爪で！』



土方「キスマークってかゆくなるものなのか…？」



『はあ？！キスマーク！？
破廉恥な！違いますよ！！
昨日の夜寝てる時に虫に刺されたんです！』




土方「じゃあなんで絆創膏なんか付けてんだ」



『ああ、これは…搔きむしらないように絆創膏つけるといいよって総悟が教えてくれて』



沖田「あれェ？どうしたんですか土方スァン、そんなに焦っちゃってぇ」





すごいタイミングで現れる総悟。




完全にはめられた。

この総悟の黒い笑顔よ





土方「...てめえ」


総悟「どうしたんですか？そんなにおっかない顔して」


土方「知ってて絆創膏勧めただろ」



沖田「何言ってんのか全くわかりやせんぜ。ザマァ」


土方「聞こえてんだよ！おいこら待て！」





.





『もしかしてみんなが私のことガン見してたのって…キスマークだと勘違いされてた！？』



『蚊の野郎…一匹残らずぶちのめしてやる…』




その日から

屯所内のあらゆるところに



土方とAによって

蚊取り線香が設置されたのであった。


.

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