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小五郎「…、、お前さんに



もっと早く出会えてればよかったな…、、



お前みたいに真っ正面からぶつかってくれたやつ




他にいねえよ、、」






気づくと涙ぐんでいる小五郎がいた





Aはふっと笑って言う






A「ここ、左お願いします」





小五郎「ふっ、、、、ふざけんじゃねえ!!!!!




人が感動してる時に…




行くけどよ!!もう従うけどよ!!!」




Aは はぁ、とため息をついて前を見る




A「おじさん、、




やり直せるよ、きっと




塀の中でもどうしようもない町でも




周りにだれもいなくても




これから先何があっても



 
自分にさえ負けなければやり直せる




自分に負けない力って




どんな人にも平等にあって





持ち続けるのは難しいけど……、




でも、消えることは絶対にない力だよ」








小五郎「ここ、、、」






Aがいい終わるタイミングと






車を止めるタイミングはどちらが先だったか、





気がつくとそこは真選組屯所の前だった






A「まずは、ここから!




やり直すよ、おじさん、」






Aは強く優しい目で小五郎を見る





小五郎「あ、あぁ、、、、」





勝てねえな、小五郎はそう思った






思えば最初からAに勝てる要素などなかった





小五郎は涙をふく





A「すみませーん」





門の前で大きな声を出すAは




すぐに真選組に囲まれる






土方「お前は…定食屋の…」



近藤「お前、愚痴り屋の…」







何事かと走ってきた土方と近藤、沖田は





Aを見るなり目を見開く






土方・近藤「「え?」」





そして、互いに顔を合わせる






A「◯△スーパーの強盗犯連れてきました」





2人を見て軽く一礼したAは





みんなの前に小五郎を差し出す





土方「はっ、、?なんで、、




いや、話は後だ、こいつ連れてけ!」





土方の合図で小五郎は連行される



その直前、小五郎は




Aに向かって叫ぶ





「この先、あんたのことは一生忘れない



何かあっても俺はお前の味方だ」








その声は強く、まっすぐだった






その言葉はちゃんとAの耳に届いた







届いたから





体中に響いたから







Aは、少しだけ泣きそうになって







笑った









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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月28日 4時

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