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銀時「ってーな!、、なにすんだよ!!!」
掴まれた衝動でグンと後ろに引かれる
土方「待てよ、、
伝えてえことがあってよ
まあ、別に伝えろって言われたわけじゃねえが、
今の情けねぇてめえ見てたら
言わなきゃいけねえ気がしてよ…」
銀時「あぁ?」
土方「あいつがなんで強くなりたいか知ってるか?
何をそこまで守ろうとしてんのか知ってるか?
ここは、ならず者の街だなんて言われてるけど
何にでもなれる場所なんだとよ、
かぶき町のどうしようもない光景が
すげえ好きなんだって言ってたぞ、、
なくしたくない場所だってな
それにここには無くしたくない人もいるんだと
距離感のないバカたちが
人の心にズカズカ入り込んできて
無神経な野郎だけど、そいつらのおかげで
自分が少し好きになったって
自分の好きなところが見つかったって
だから、そんなやつらを絶対に守りたいから
強くなるんだと、」
その土方の言葉は
銀時の胸を真っ直ぐに貫いた
土方「勝手に落ち込むのは構わねえが
そうやって今もどっかで
忘れんじゃねえ、、、このクソ野郎」
それだけいうと、掴んでいた腕をバッと離して
歩いて行った
銀時「うっせーな、ニコチン中毒…
でも、、、、伝言、あんがとよ、」
銀時のその声に土方は、
振り向きもせず止まりもしなかった
銀時ももう土方の方を見ていなかった
行くべき道は見つかった
銀時は土方とは逆の道を歩いた
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銀時「新八、神楽、!」
万事屋に戻った銀時は、
もうさっきまでの銀時じゃなかった
新八「銀さん…やっぱり、行きましょう!!」
神楽「わたし達は
銀ちゃんに止められても行くネ!!」
神楽も新八もさっきまでとは違った
銀時「誰も止めねえよ、、
俺も行く道が決まった」
神楽「じゃあ…っ、!!」
頷いた3人の思いは一緒だった
銀時「Aだけにいい格好させられねえよ」
神楽「おうネ!!
助けられてばっかはごめんアル」
新八「はい!絶対に取り戻して見せます」
それは、紛れもなく
みんなが知ってる万事屋だった
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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月28日 4時