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A「強くなれると思いますか?」





土方「あぁ?」





A「本当は…想像、つかないんです…





私が自分で何かを守るって…





いくら強くなっても、戦えるようになっても





結局なにも守れないんじゃないかって





考えても仕方ないけど、





そんな不安から抜け出せない」







土方はAの不安な顔を初めて見た







土方「知らねえよ、




何かを守るってやり遂げるまで分からなねぇ、



でも、少なくとも




気持ちで負けたやつに、守れるもんなんてねえよ





守れねえって思うなら





守れるようになるまで強くなるだけだ」






その真っ直ぐさに今度はAが惹きつけられる






そんな簡単なものだったのかと






妙に附に落ちる






A「はぁ、、、





女の子が不安なときは





そうだね〜不安だね〜って




寄り添ってもらいたいものなんですよ




まったく、女心がわからないんだから」






そうため息をつくとAは立ち上がる







土方「あぁ?!…ふざけんなクソガ…「絶対失いたくないんですよ、」







A「だから、強くなるしかない、、でしょ?





…嬉しいことに土方さんのお墨付きだし




ちょっくら強くなってきますね、、」






Aはそう言うとスッキリしたような顔で笑った






土方「お前…、、、」






A「追い出されるのは癪ですけど…





ありがとうございます」






そう言うと、Aは土方に一礼して







道場を後にした







沖田「いやぁ、、




土方さんもかっこいいこと言いますねィ」






いつのまにか隅に寄りかかっていた沖田が顔を上げる





土方「テメェ…いつから、いたんだよ、、




ったく、さっさと帰ってくれてせいせいしたぜ」







沖田「あれれぃ、




本当は、ちょっと寂しいとか、?」





土方「けっ、、、んなわけあるかよ、





あいつが強くなってもならなくても関係ねぇ





俺たちが絶対に逃さねえ」







そう言うと土方は立ち上がって素振りを始める








その目はいつもみたいに真剣で







いつもみたいに迷いがなくて








いつもよりも力強かった




話して変われたのはAだけではなかった





.



.







A「ご迷惑おかけしてすみませんでした



本当に感謝してます」







門に向かってそう頭を下げたAは






まっすぐ南へ向かった









.

行く道→←.



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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月28日 4時

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