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その夜、神楽のファッションショーが開催された
新八に褒められて、銀時に鼻で笑われて
神楽は嬉しそうに笑っていた
そんな神楽を見てAも嬉しかった
A「ふぅ、、、」
お風呂上がり
神楽からもらった髪ゴムで髪をひとつに束ねる
私の目が好きだと言ってくれた神楽
その神楽がくれた青色の髪ゴム
鏡に向かって
結んだ髪を数回揺らしてゴムを見つめる
そして、じっと自分の目を見つめる
A「全然、綺麗なんかじゃないよ、、」
そう呟いた声はもう寝てしまった神楽には届かない
その目は汚れたものをたくさんみてきた
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「Aー！！清之助！！！！！」
「そこから出るな！！伊之助！！」
叫ぶ声
庇うように前に立つ背中
「父ちゃぁぁぁぁん、、、っ！
母ちゃぁぁぁぁああん！！」
泣き喚くような声
掴んでた手が離れていく瞬間
「お前は、、ここにいろ、、
絶対に出てくんな、、！！」
そう言って飛び出していく背中
飛び散る血、赤い血、大量の血、、
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鮮明に思い出したその光景、音
思わずキュッと目を瞑り、耳を塞ぐ
A「はぁ、、、、」
深呼吸をして
もう一度前を見つめる
あの頃よりも大人になったAが鏡に映る
A「今の私に
お兄ちゃんと同じことができるのかな、、、、」
Aは、自分に問いかけるように
そう吐き出した
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作者名：おぐら | 作成日時：2019年10月20日 7時
