検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:9,596 hit

落とし物 ページ3

.




(ぱち





目が覚めると、自分の家じゃないことがわかる





見慣れない天井、暖かい布団、





自分が昨日倒れたことを思い出す





起き上がり、布団から出たAは襖を開ける





銀時「お、起きたか」





いちご牛乳を横に2本揃えて



ジャンプを手に持つ男




それは、くるくるパーマの無気力な奴だった




A「あ、はい。



すみません、お世話になってしまったみたいで」




Aは律儀に頭を下げる




神楽「気にしないでいいアルよ」





不思議な語尾だな、なんて




振り返るとチャイナ服の女の子





銀時「ったく、、、



迷惑なやつだぜ、人ん家の前で倒れやがって」





ガシガシと頭を掻く





A「本当にごめんなさい



すぐ、出ていきます」




持ってきたものを探す





新八「いやいや、

 

そんな体でどこに行くって言うんですか!




銀さん、そんな酷いこと言わないでくださいよ!」






メガネをかけた男の子が銀さん、





そう呼ばれた男をたしなめる




そんな体…





そう言われてふと自分が具合が悪いことに気づく





おでこを触ってみると熱い





神楽「治るまでここにいるヨロシ」





銀時「治ったら、さっさと出てけよ」




 
対称的な2人の言葉に戸惑いつつも






心配してくれてるのは嬉しかった






A「ありがとうございます、、」





素直に甘えよう





そう思って再び礼をする






A「松浦Aと申します



治ったらすぐに出ていくので、すみません



甘えさせてください」






丁寧に正座までしてお辞儀をしたAに





3人は慌てる





銀時「なっなにも、そこまでしなくていいよ!!



ゆ、ゆっくり、休んでけよ、な??」

 


神楽「そ、そうアルよ



A、たくさん寝るヨロシ!」





新八「銀さんが、あんな態度取るからですよ!!」





銀時「え、俺のせい?俺のせいなの?」






ますます慌てるその男を見て





愉快なところだな





なんて思う





そのまま、Aはもう一度寝床に着かせてもらった





坂田銀時が拾ったのは昨日の夜





銀時「んあ?、なんだ、こいつ、、、」





外は土砂降りだと言うのに


 

外で寝てるのか





そんな呑気なことを考えるのは酔ってるから






数秒後、必死に頭を動かして


 

倒れてるのだと気がついた銀時は




自分の家まで運んできたのだった








.

.→←.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (10 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
19人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 万事屋
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月20日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。