青藍の闘争 (ページ17)

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新八は、次の日になっても心が晴れなかった

"あんな目で見られるのに慣れないでよ

自分たちはしょうがないなんて諦めないでよ"

Aのその言葉がいつまでもずっと頭に残っていた

オタクと言うのは、肩身が狭いもので

気持ち悪がられるのには実際慣れていた

でも、それでもよかった

同じものを好きな人がこうやって集まって

その中で楽しめるだけでよかった

それをAはあんな風に否定した

新八「はぁ、、、」

もやもやは、ため息となって出る

銀時「さっきからため息うるさいんだけど」

新八「あぁ、ごめんなさい」

銀時「Aと喧嘩でもしてんの」

昨日からの空気に耐えられなくなった銀時は

新八に聞く

新八「けんか、、、してないですよ

そんなのじゃないです」

喧嘩なんてたいそうなものじゃない

クラスのあんまり関わったことないやつに

正論言われたようなそんな気分

それは、同じくAも感じていた

余計なやつが横から口を挟んでしまった

そんな気分だった

銀時「どうでもいいけど、

さっさと仲直りしろよ、俺らが気まずい」

新八「はい、すみません

…はぁ、、」

そう言ってまたため息をつく新八を

銀時は横目で見ていた

新八「じゃあ、僕、そろそろ

行きますね、、ってあれAさんは？」

今日は、寺門通のライブの日でもあった

それをこんな気持ちで迎えるのは気が重いが

頭を振ってもやもやを振り払う

神楽「Aは、出かけたアル」

いなかったのか…、、

新八は、そう思って少しホッとする

新八「そうですか、

じゃあ僕も出かけてきます」

そう言うと新八は、そのままライブに向かった

時を同じくして

Aは、少しだけ遠くに出かけていた

やってしまった

そう思っていた

近所のおばちゃんが余計なことを言ったみたいな

そんな恥ずかしい気持ちになっていた

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