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そういえば…




なかなか目を合わせず話をしない私を横目に



銀さんは呟く




銀「そういえば、ここ、このベンチって

Aと長谷川さんが話してたとこだったよな」




『へっ、、?



あぁ、たしかに、ここら変だったかな



長谷川さん、すごく優しい人で


私が異世界から来たって言っても


笑わなかったんだよ』




銀「俺だって笑ってねえよ」



『どの口が言うよ、


3人大口開けて笑ってたでしょうが』




銀「まぁ、頭のいかれたやつだなと、」




『ゔっ、、、否定はできません、、



でも、、でも、そんな頭のいかれたやつを



迎えに来てくれてしかも居候させてくれるなんて』





銀「まあな、銀さん、本当は優しいからね



心が海みたいに広いからね



それに、久しぶりの依頼だったからな



あ、A、忘れてねえだろうな?




依頼料たんまりだぞ?」




『ふっ、、最低だ、最低な男…、、、、だ、』



思わず笑って言い返す




ずっと俯いていた顔が上がって銀さんに向く





銀「なんとでも言いやがれ」




そう笑った銀さんがはっきりと両目にうつる





あれ、あれ、、、なんだちゃんと目見れるじゃん




病気でもなんでもないじゃん





でも、、、、



なんだろう



心臓がいたい



目が、、、離せない…



銀さんってこんなに…、、かっこよか…、、、





(バチーン

 
思わず自分に平手打ちする



銀「うおっ!?お前、なにしてんの」



『や、ないないない、かっこいいわけない、、』



銀「なに、言ってんの、


怖いんだけど、この子怖いんだけど、」



『銀さん、引かないで、引かないでおくれ』



神「あ、、お前ら!!


こんなとこでサボってんなヨ!!!」




『か、神楽ちゃん!!』



新「Aさん?


なんでそんなに右頬赤いんですか?」



『か、蚊!!蚊に刺された!!』



新「苦しい言い訳だな、おい」



神「そんなことより猫見つかったアルか」



銀「いねーな、


やっぱりこの辺には、もういねーんじゃねえか…、


あ、、、、おい、、あれ、、」


 

神「なにアルか、うんこ漏らしたアルか」





銀「ちげーよ、あれ、、」





全員「「いたーーーーーー!!!」」








無事にお金をもらったのはこのすぐ後のこと









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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月11日 3時

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