君ありて幸福 ページ25
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『ん、、、』
体が痛くて目が覚める
片側がなんだか重くて
あれ、昨日なにしてたっけ、、、って
寄りかかってるものの存在に気付いて
『、、っ!』
声を抑える
そうだ、昨日このまま寝ちゃったんだ
うわ、うわうわ、
恥ずかしさがこみ上げる
けど、幸せそうに眠るその人を見て
気が抜ける
布団まで運べる自信はないから
起こさないようにすり抜けて
タオルケットをかける
『なんか、、もう大丈夫だ』
私は台所に向かう
銀「お前、、起きんの早ぇのな」
ふわああ、と大きなアあくびが聞こえたのは
朝の準備の最中
『銀さん、おはよう、』
銀「…はよ」
『もうすぐご飯だから神楽ちゃん起こして!』
銀「…」
『銀さん、、、、?』
銀「…、あぁ、、」
私はもう大丈夫だ
消せる、この気持ちも思いも前半
.
.
また仕事のない日々に戻った
暇な暇な1日に戻った
新「暇ですね〜」
神「暇アルなぁー」
銀「だなー」
『行ってきます』
新・神・銀「「「え?」」」
新「Aさん?どこに行くんですか?」
『そのへん?
わからないけど、ちょっと旅に出てくる』
新「なんですか、その迷子になるフラグ」
『失礼なっっ!
、、ならないよ!!!たぶん!
っていうか、コピペだろこれ!
前の私とは違うの』
もう、次にいつ会えるかわからないから
みんなに挨拶がしたい
そう思って出かける
って言っても下の階だけど
(がらがら
お「なんだいAかい、どうしたんだい」
『おはようございます
今日は、お礼にきました』
お「なんだい、改まって、、、
まさか、帰るのかい?」
『え、えぇ、まあ、そんな感じです
まだ銀さん達には言ってないので
内緒でお願いします』
お「言ってないってアンタ、、、
1番言わなきゃいけない人たちだろう?」
『そうなんですけど、言わなきゃいけないからこそ
まだ言えなくて、、』
お「はぁ、、、わかったよ黙っとく」
『ありがとうございます』
お「それで、お礼ってなにしてくれんだい?」
『え、、、何にも考えてなかった、、』
お「そんなこったろうと思ったよ
ちょっと付き合っておくれ」
そういうと、
お登勢さんはお酒を見せてニヤッと笑った
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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月11日 3時