柑橘の香-2 (ページ23)

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みんなが帰ってきて

いつも通りがはじまる

新「あぁ！Aさん！

休んでてください！僕がやりますから」

『いいのいいの、このままだと私が溶ける』

新「溶けてもなんでも、安静にしてなきゃ、」

『溶けろってこと、？』

神「A！休んどくネ！

家事はそのぱちデレラにやらせるアル」

新「だれが、ぱちデレラだよ

だれがガラスの靴なんて落とすかよ」

銀「A、利き手使いにくいだろ

ぱちデレラにすべてやらせない」

『ぱちデレラ、、、いいのかい、、？』

新「いいのよ、、任せて、、」

『わあい！じゃあみんなで人生ゲームしよう』

銀「しようぜしようぜ」神「きゃっほー」

新「ふざけんな！！

…銀さんと神楽ちゃんは手伝えますよね？」

包丁を持って笑う新八くんの顔が、、怖い

『わ、わわわ私、、ゲームはまた今度にしようかな』

銀「じょ、冗談だって

手伝うよ、手伝うに決まってるじゃん、なあ神楽」

神「えぇ、めんどくさいアル」

銀「ばっか、お前

うんって言え！言っとけ！」

神「ウン」

新「はい、じゃあこれ、、、」

そう言ってみんなで台所に消える

これが、もとの3人の景色なんだよな

そう思ったらまた鼻がツンとするけど泣かない

3人の中に入れてくれたことを否定したくないから

嬉しかったなぁ

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夜ご飯を食べてみんながそれぞれの場所に戻る

新八くんは家に

神楽ちゃんはお肌の敵だなんて早く寝た

銀さんも明日は早くに仕事があるからって先に寝た

私は、、、、なんとなく眠るのがもったいなくて

テレビをつける

深夜にやってるドラマをぼーっと見る

銀「お前、、まだ寝ないの」

『銀さん、、あ、ごめん、うるさかった、、？』

銀「いや、んなことないけど、、、」

そう言ってソファにドカッと座る

と、、隣だ…

そんなことでいちいち身体が熱くなる

銀「なにこれ、こんなの見てたっけ」

『いや、眠れなくてつけたらたまたま、、、

意外と面白いよ』

本当は、内容なんて全然入ってこないけど

銀「ふーーん」

『銀さんは？寝ないの？』

銀「寝る」

そう言いながらも一緒にテレビを見る

隣にいるだけでホッとする

最後だから、、なんて言い訳をして

銀さんの方に寄りかかってみる

　
恥ずかしいから寝たフリをする

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