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夢の中の私はすごく幸せな場所にいた







私は誰かと話していた




ぼやけているその人はだんだんとはっきりしてきて






『この石、、なあに?』







「これはね、、珀柑石(はっかんせき)よ」






『はっかんせき??』





「あなたのことが好きな人





その人だけが香る特別な匂い






これはね、甘酸っぱい香りがするの」






『嗅がせて!!



、、、うわあ!本当だみかんの匂い』





「そう、柑橘の香りよ、、、




A、あなたにもいつか





あなたのことをとっても大事にしてくれる





そんな人が現れるといいわね」





『もういるよ!



それは、お母さんとお父さん、、、!』






あぁ、そうだ、





これはお母さんからもらった石だ





これは特別な石だ





どうしてこんなに大切な石を





忘れてしまっていたんだろう



 





もう、手を伸ばしても届かないのに………






___________________________________________
銀さんside




もっと早くに気づいてればよかった




気づかないのが悔しい






人のこと散々気にしといて





自分のことはなんでこんなに適当なんだよ






布団ですやすや寝てるこいつがむかつく








『はぁあ、、』





ここ数日の何度目のため息だろう



 




いや、もうなんとなくわかってる







わかってて気づかないフリをしてるだけだ





認めたら何もかも崩れちまいそうで、






それだけ、こいつは儚くて






なによりも







『住む世界が違うっつってんだろ』









溝は深い









だから知らないフリをするしかない








好き だなんて









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設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , トリップ   
作品ジャンル:ラブコメ
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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月8日 16時

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