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まいった…、、、
油断してた、、、
風邪がうつった
昨日まで楽しくすき焼きしてたのに
ちらりとまだ寝ている銀さんを見る
昨日、様子の変だった銀さん
その銀さんに言われた言葉
「楽しかったんならよかったよ
お前の居場所はそこにあんじゃねえの」
どういう意味で言ったのか
その妙にきつい言葉が残る
遠回しに万事屋を追い出そうとしてるのかな
だめだ、、思考が追いつかない…
頭がぼーっとする
フラフラと立ち上がり洗面所にむかう
人の体っていうのは自分が一番よくわかってるもので
『うゔーーー、、
今日1日もつかな、、、』
思わずうずくまる
1人だけ早く起きてよかった
誰にも見られてなくてよかった
今日は、お登勢さんの所のお店を手伝う約束だ
休むわけにはいかない、、、
火照る顔を水で冷やして
なんとなくマシに見えるように細工したりして
私はいつものように
髪の毛をざっとひとつに結んで朝ご飯の準備をした
.
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神「…、、、って思うんだけど
Aはどうアルか？、、、、A？」
『へっ！？、、あ、ごめん
テレビに夢中で全然聞いてなかった』
神「いや、
今のCMのどこに夢中になれるとこがあるアルか
今日の夜ご飯の話ネ
ワタシは、卵かけご飯に一票アル」
本当は全然入ってきません
テレビの内容なんて1ミリも見てません
頭痛とだるさと闘うので精一杯です
なんて言えるはずもなく
『えぇー、、私？
私も卵かけご飯かなー、、』
食べたくもないご飯に一票いれる
新「あれ、珍しいですね
Aさんが卵かけご飯だなんて」
『うん、神楽ちゃんの見てたら食べたくなって』
神「ふっ、やっとAも卵かけご飯の魅力に
気付いたらアルな」
『ふふ、そうかも』
隠せてるかな、、、
チラッと銀さんを見る
神楽ちゃんたちは隠せても
この人にだけは敵わないなんて
心のどこかでは思ってた
、、、
見てるわけ、ないか…
片手にジャンプ、片手にイチゴ牛乳の
いつものスタイル
その目がマンガから離れることはない
昨日、受け取り方がわからない言葉をもらってから
なんとなく、気まずい、、、、
いや、私だけかもしれないけど、、
そんな距離のまま
お登勢のお店を手伝う時間になった
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作者名：おぐら | 作成日時：2019年10月8日 16時
