事情13 ページ15
三人は互いに自己紹介も兼ねた話をした
その時間はあまりにも楽しくて
彼らが気が付いた時には周辺の景色が
「もう遅いからここで泊っていきなよ。…といっても野宿になっちゃうんだけど」
「オイラたち野宿には慣れてるから全然大丈夫だぞ!」
「俺も平気だよ」
Aの問いに彼らは大丈夫だという意思表示をする
そんな二人の様子を見てAは微笑んだ
「じゃあ少し遅くなっちゃったけどご飯にしようか」
「わーい!ご飯なんだぞ!!」
Aがコップをその場に置き立ち上がる
そんな彼女の一言に両手を上げ喜ぶパイモン
「なにか手伝おうか?」
Aの様子を見て、空も立ち上がり手伝いを申し出る
「ううん、二人はお客さんだし今日は私作るよ」
疲れてるでしょ?と言いながらバッグを探るA
「…じゃあ手伝いが必要になったら声かけて」
Aの厚意を空は素直に受け取り、元の場所へと戻る
どんなのがでてくるんだろうなー!なんて、パイモンの浮かれた声が聞こえてくる
余程夕飯が楽しみだととれるその声を背にしながらAは準備を始める
焚火をくべ、その上に鍋を設置する
何かを切る音と、香辛料の独特の香りがあたりに立ち込める
その食欲を誘う香りにパイモンはたまらず料理をしているAの背に飛びつく
「すっごくいい匂いなんだぞ!何作ってるんだ!?」
Aの手元を覗き込みながら問うパイモンの目は輝いていた
「はは、それは出来てからのお楽しみ。もう少しで出来るから待っててくれる?」
早く食べたいと言わんばかりのパイモンの様子に笑いながらも、Aは待っているように促す
その後暫くはAの背中に張り付いていたパイモンだったが、Aの負担を心配した空によって回収された
「はい、お待たせ。」
彼らが暫く談笑していると料理を手にAは二人に近づいた
続く (更新停止中)
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宇琉夜ハル(プロフ) - 夢主とpaimonnと空が入った場所今更ですけど見つけましたー！ (5月25日 13時) (
レス) @page11 id: c64b9591b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぞーきん。 | 作成日時：2023年1月11日 9時
