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6.はじめまして ページ6

Aside


神「材料は新八が買ってくる言ってたから、買わなくていいアルよ」

との言葉をもらったため、
万事屋さんにて神楽ちゃんと談話をしていると

「ただいまー!」
「帰ったぞー」


二つの男性の声がした。
一つは、明るく真面目そうな若い声。
もう一つは、けだるげでこっちまで気の抜ける声。



神「帰ってきたネ!」

文句もつけながらも、帰ってきたことを笑顔で喜んでいるあたりに
とても愛を感じる……
きっと一癖も二癖もある、素敵な人なんでしょうね



我が子を見るような愛おしさに浸っていると__


神「銀ちゃァァん新八ィィィ!!! 女神サマのご来店アルよォォォ!!!」


……不意をつかれ、耳が瀕死に。
本当にこの子、全てが規格外………!


「なに!? 女神だと!??」
「わっちょっ、銀さん!?」



ドタドタと廊下から大きな音が聞こえてきた
そしてその音がどんどん近づいてきて……


ガラガラッ!!
勢いよく扉があいて、


「女神って一体どんなっ……!!?」
「もう、神楽ちゃんも変なこと言わない、で……」


喋る途中に私に気づいて、二人してこちらを凝視する。
ここが、最初の出会いだった。

『……はじめまして』






「神楽に助けられたァ?」
『ええ、そうです』
「お、お茶どうぞ……!」
『あぁ、ありがとうね』


このお二人に、さっきまでの事を説明する
……今見た感じでは、そんなに悪い人には見えないけど……


『変な人に絡まれてしまって……注意不足ですね』
神「何言ってるアルか! Aは何も悪くないヨ!!」


知らない間に仲良くなったからだろうか
お二人がまたジッとこちらを見ている


『……あの……?』
神「私のAだからナ、あんまジロジロ見んなヨ」


「別にお前のじゃねーだろ……つーか別に見てねーし?」
「と、とにかく、大きな怪我はされてないんですね……?」
『ええ、神楽ちゃんのお陰で、この通り元気ですよ』


体力なんてないし喧嘩もできないが、
両手の拳をぐっと握ってみせた。



神「そいやぁ銀ちゃん、Aが手当てのお礼がしたいって」
「まじでか。何してくれんの? アレか、体で払ってくれる的な」
「いやなんつー事言ってんだァァァァ!!!」


センシティブなことを言いかけた社長さんに
鋭いツッコミを決める眼鏡くん。
……名前はさっき聞いたけど、
本人から教えられるまではこの呼び方を使うことにした。

7.冗談→←5.お礼はきちんと



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作者名:よらく | 作成日時:2021年9月7日 20時

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