【銀魂】藍沢さんは誑すのがお上手【坂田銀時】 (ページ5)

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5.お礼はきちんとページ5

Aside

『じゃあ……この万事屋さんは、三人で経営してるの？』
神｢そうアル！……っし、手当て、終わったアルよ｣
『ありがとう。神楽ちゃんは優しい子ね』

無邪気な笑顔が可愛くて思わず頭を撫で回してしまった
神楽ちゃんは少しだけ驚いていたけど、何だか嬉しそう
妹ができたみたいな気分ね……

神｢エヘヘ……あ！そいやぁ、名前はなんていうアルか？｣

『！あぁ、まだ名乗ってなかったか……私はAっていうの』

神｢A……！いい名前アルな！｣

可愛いな……
こんなに素直な子を見ていると、どうしても抑えられない……

『……可愛い可愛い神楽ちゃん＿＿＿私の妹にでもなる？』

神｢！……え｣

ふふふ、驚いてる……
これは私の趣味のようなもの。どうしても人をからかいたくなっちゃうのよ
こんなに可愛い子だと特に、ね……

神｢なっ……なるアル！！なりたいアルっ！！！！｣
『！！』

身を乗り出し、私の手をギュッと握りながらそう言う神楽ちゃん
あらあら、本気にさせちゃった

『フフ、冗談よ。ごめんね』
神｢えぇー、冗談アルか……本気になって損したネ｣
『ふふふ、ごめんなさい……からかいすぎたわ』

こんなに真剣になってくれている神楽ちゃんを見ていると
どうにも保護欲がわいてしまう。
可愛らしさのあまり、笑いをこぼすと

神｢……べっぴんさんアルな｣
『え？』
神｢Aの笑った顔、ちょー可愛いアル！！あいつらに見せるにはもったいないネ……｣

こんなに可愛い子に褒められるとは……
私は幸せ者ね

『フフ、ありがとう神楽ちゃん。神楽ちゃんもとっても可愛いわ』
神｢ムフン……｣

あ、嬉しそう。
……なにか、手当てのお礼がしたいな。
どんなものがいいのか…………あ。
そういえばさっき万事屋さんのお話を聞いたとき
｢金欠で同じものばかり食べてる｣と言っていたはず……

『神楽ちゃん、手当てのお礼をしたいんだけど……今日の晩御飯を作らせてもらえる？』
神｢！！！いいアルか！？！｣

神楽ちゃんの口の端から涎が垂れた
……一体どこまで飢えていたんだろう……

『うんいいよ。……他のお二人さんにも顔を合わせておきたいしね』
神｢あいつらは別にいいアルよ……ケッ｣

苦い顔はされたけど……
そうと決まれば準備しないとね。
お金にも限りがあるから、簡単なものになりそうだけど……
お礼は、ちゃんとしないと。