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32.凛とした ページ32

Aside


九ちゃんと少しだけお近づきになった後
次に向かったのは……



新「ここはお茶屋さん、『ひのや』です」
神「おーいツッキー、いるアルかー!」



神楽ちゃんがお店に声をかけると


『……!』
「なんじゃ、神楽たちか」


長身の綺麗な女性が出てきた
……なんだか、さっきから綺麗な方にしか出会ってない気がする
ちょっとだけ、肩身が狭い……かも?




「ん? ぬしは見ない顔じゃが……」

藤色の目で真っすぐこちらを見た彼女
大人びた雰囲気に、少しだけ背筋が伸びた



『藍沢Aと申します。先日、かぶき町に越してきました』
「そうか、わっちは月詠じゃ。好きなように呼びなんし」


特徴的な喋り方……
確か、遊女の方の喋り口調だったかしら


『じゃあ……月詠さん、これから宜しくお願いしますね』

月「あぁ、宜しく頼む」




……うーん、なんというか……


『凄く、落ち着いた方なのね……』

思わず三人にコソッと話しかけた
今まで合わなかったタイプの人だった事もあり、なんだか落ち着けない
こう、もう少し会話に一悶着あると思っていたのに……


神「吉原一空気の読める女アルからな……」

新「僕たちの周りにいる大人の中では、結構常識人ですよ……」


銀「オイオイどこがだよ……アイツは恐ろしい酒乱だし、すぐクナイ投げてくるし、
 マジでバイオレンスな」



女だよ、と銀さんが言い切る前に
__目にも止まらぬ速さでクナイが飛んできた


……銀さんの体を囲うように
神楽ちゃんと新八くんはさして驚かずに、あーあ、やらかしたな、なんて呟いている




月「っ……誰がバイオレンスな女じゃこの白髪天パ!!」

銀「イヤそういう所がバイオレンスだっつーの!!
 あと白髪じゃねぇし、美しい銀髪だし!!」



『え……?』


今のクナイ、本当に月詠さんが……?
す、凄い……全く見えなかった……!

 
そして、さっきとは打って変わり、
感情剥きだしに怒っている
……この方も、やはり銀さんと仲が良いのね。微笑ましいわ



『月詠さん……彼女も素敵な方』

神「頼りになるアルよ!困った時はツッキーに頼るヨロシ」


『そうねぇ……かっこいい』


神「………エッ」



素直に思った事を言ってみたら、神楽ちゃんがまさかとでも言うようにこっちを見た
困惑したような表情だけど……どうしたのかしら

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作者名:よらく | 作成日時:2021年9月7日 20時

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