29.良き仲間が ページ29
Aside
『えっ』
銀「ハァァァァ!?」
小指に「コレ」は、恋人の意……つまり
銀さんの恋人、ということになる
一体、何故そんな風に思われたんでしょうか
銀さんも相当驚いていらっしゃるし……
『違いますよ、桂さんの思うような仲ではありません』
銀「そっ、そうだぞォ!勘違いすんなよ!?」
桂「む、そうなのか……これは失礼した」
素直に頭を下げる桂さん
なんというか……鈍感な方なのかな?
悪い方ではないけど、突飛な発言をされるし……
『いえ、分かって頂けたのなら良いのですよ。
……ところで、銀さんとはどういう仲なのですか?』
桂「あぁ、A殿は知らんのか!銀時と俺はかつて戦を共にした親ゆ」
銀「腐れ縁だ。誰がいつお前と親友になったよ」
苦虫をかみつぶしたような顔でそう言ってるけど……
凄く息が合っているように感じるのは私だけなのかしら
きっと親友まではいかなくても、本当は仲がいいのね
『まぁまぁ、そう照れずに……』
桂「はっはっは、そうだぞ銀時!何も恥じることはないだろう!」
私はただからかう為だけにそう言ったが、
桂さんは素で同調しているらしい
……この方とは、ある意味仲良くなれそう
銀「テメェら……!」
新「銀さんがここまで押されてるの初めて見ました」
神「ウケるネ」
そこに追い討ちをかけるように
神楽ちゃんと新八くんも加勢
銀「っ……だァァァ!お前らマジうっぜェよ!!」
流石に我慢が効かなくなったのか
銀さんは頭を掻きむしると、
銀「オイ!もう別のとこ行くぞ!!」
と言い放ち、大股で歩き出してしまった
神「オイ待てヨ〜」
新「待って下さい銀さ〜ん!」
それに釣られて走り出す二人
さらに後を追うように、私も笑いながら歩を進めた
『ふふっ……!では桂さん、また機会があれば是非!』
桂「あぁ、またどこかで会おう!」
小さく手を振ると、桂さんも同じように振り返してくれた
桂さん……また、食事でもご一緒したいわね
それにしても
初めからあんな素敵な方と出会えるなんて、幸先が良さそう
この後も楽しみね
____
藍沢さんは、狂乱の貴公子と気が合う
割と突破的に思いついたお話なのですが、
この二人めちゃくちゃ仲良くなりそうですね
是非また絡ませたい所存でございます
そしてまた銀さんを弄り倒しておくれ
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作者名:よらく | 作成日時:2021年9月7日 20時