検索窓
今日:16 hit、昨日:0 hit、合計:15,603 hit

25.小さな?葛藤 ページ25

銀時side



正直に言おう


『万事屋さんと一緒にいる口実ができますね……!やったぁ』

そう言って、ガキみたいに幼い顔で笑うAは……









……………まぁ……それなりに可愛かったんじゃね?それなりにな。



……あァ?正直じゃない??
ったく、分かってねぇなァ……

考えてもみろ、普段のアイツは“アレ”だぞ………?
あの訳分からん一面を見てからだと、あんまりそれを認めたくねェっつーか……
認めたら負けな気がするっつーか……




……というか、素直に認めたらそれもネタにされる



絶対


『つまり……あの発言にはそういう意図が……?』 ※本作六話参照


とか言われる……!



何となくAの方を見てみたが
やっぱり、いじられる未来しか見えない






いやだが……
そもそも俺の好みは、もうちょい乳デカくて色気のある子だから
あんな突然おかしな事を言い出す小娘じゃないから!
断じて違うから!!


さすがにねぇよな、アイツは
だって……男よりイケメンオーラ出してるし。
女口説きにいくし。
俺の事弄んでくるし。

それに……








『__これからいっぱいお話できますねぇ、銀さん』

銀「ッ!」



ほとんど聞こえてなかったはずの会話
だが、名前を呼ばれた瞬間あからさまに肩が跳ねた
まずい、不審がられたか?



『銀さん……?』

銀「あ、いや……」



柄にもなく、上手く喋れなくなった
やばい。やばい。
絶対怪しまれてる。何がかは分からないと思うけど、絶対変だと思われてる……!!


『……?』

銀「っ……」



やめろ、今は見るな!
銀さん今、超絶にダサいから見るな!!
とても漫画の主人公とは思えない心境になってるから見るなァァァァ……!!



下唇を噛み黙りこくる。
なにか言うことは、と俺が必死に考えてる最中___Aは、フッと優しく笑った





銀「……!」


な、なんなんだその笑みは……!?
聞かないであげますよ〜の笑みか?
それとも、俺が何か言うのを待っててあげますよ〜の笑みか!?


できるなら前者であってほしいィィィ……!!


心を掻き乱されながら
俺はAが口を開くのを待った


Aの答えは_____



『銀さん……









名前を呼んだだけでその反応とは……それ程からかわれたいのですね……!』







銀「何でそーなるのォォォォォォ!?」


__

26.デリケートな侍さん→←24.ツケってのは



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
102人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 坂田銀時 , 銀時
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:よらく | 作成日時:2021年9月7日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。