【銀魂】藍沢さんは誑すのがお上手【坂田銀時】 (ページ13)

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13.綺麗な花には棘があるページ13

Aside

妙｢あら銀さん……Aさんに何かおかしな事をしたんですか……？｣

あら……なんだか笑顔が、黒く見える……？
私の気のせい、かしら

銀｢いっいや何も！？｣

……気のせい、じゃないみたいね

ズモモ……と黒いオーラを放つお妙さんを眺めていると
新八くんがコソッと耳打ちをした

新｢姉上は基本的には穏便なんですが、キレるとまずい事になるので……｣

申し訳なさそうな顔をしている……
これは……弟とか関係なく、新八くんも頭が上がらない感じかな……？

『そうなのね……綺麗な花ほど棘がある、なんて言葉がぴったり……』

新｢は、ハハ……｣

もう一度見てみると、
知らない間に胸ぐらを掴むお妙さんに、怯える銀さん
あらあら……多分私のためとは言え、そこまでしなくても

……止めに入りましょうか

『お妙さん、お妙さん。そこまで怒らなくてもいいんですよ』

妙｢いーえ、こんな素敵な方にセクハラ発言する男は成敗しないと｣

『私は、お妙さんの思うような人間ではないですよ』

妙｢っでも……｣

少し胸ぐらを掴む力を緩め、
迷うようにこちらを見るお妙さん

　
最後の一押しというように、
お妙さんの白い手に自分の手を添えた

『私の為にありがとうございます。でも……私は平気ですよ、ね……？』

軽く首を傾げながら語りかけると
彼女はゆっくりと銀さんから手を離した

……そして、その手をそのまま頬に添える

………どうかしたのかしら？

妙｢やだ……どうして、私……｣

よく、聞きとれなかった
……けど、見てすぐに分かるほどお顔が赤い

これは………
この方も、可愛らしい反応をされますねぇ＿＿

『フフ、お妙さん……どきどき、してしまいましたか……？』

ついついいじわるでそう聞いた
すれば、みるみる赤みの増す顔

妙｢ぁ……そのっ……｣

ふふふ、この方もまだまだ“少女“ね……可愛い

笑いをこぼしながら彼女を見つめていると

銀｢……お前のそれは、性別関係ないのね……あぁそう……｣

神｢姉御ズルいアル……｣

新｢落とされないでくださいね……？｣

ジッとこちらを見る万事屋三人

『ふふ、大丈夫ですよ……手出しはしませんから』

ただ、反応が見たいだけなんですよ＿＿？

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藍沢さんは、女性にも人気