11.悩みの種 ページ11
銀時side
銀「(あ“ーもう!何なんだよコイツは……!)」
今日突然、神楽がうちに連れてきた女A
最初に出会ったとき、アイツが「女神」と称したようになかなかの美人だが……
__コイツ、くせ者すぎる……!!!
万事屋にいる時といい、今現在といい、変な冗談ばっか言いやがって……!!
《お相手致しましょうか……?》
《わたしが、わるいのですか……?》
《私、銀さんに会えて良かったです》
そんなに銀さんを虐めて楽しいかァ!?
いやまぁ別に、変な気を起こした訳ではねェけどさァ……
あんな美人にあんなこと言わたら、男は誰でも慌てるわ!
もし俺が新八みてェなDTだったら恋に落ちてたよ!?危なかったな新八!!!(?)
『あ、着きましたね』
銀「!」
悶々と考えて歩いているうちに
Aの家に着いていたらしい
家は思ったより近場にあった
……伝えたら神楽が喜んで遊びに行きそうだな
銀「お、おぉそうか。じゃあ、また明日もうちに来いよ」
『まぁ……呼んでくださるんですか?』
銀「ちっげーよ!! 新八のねぇちゃんに会うんだろ!」
『ふふふ。えぇ、分かっていますよ。お昼頃にそちらへ向かいます』
銀「……変な事言うなっつーの……」
『ごめんなさい、これが私の趣味ですので……』
どんな趣味だ。
そう言ってやりたかったが、本人が満足げだから別にいいか
疲れるが、コイツとの会話は別につまらなくはないし……
銀「じゃあ、また明日な」
『えぇ。おやすみなさい、銀さん』
……不覚にも、悪くはないと思ってしまったことは絶対に言わない
『あぁ、そうだ』
銀「……え」
背を向けて帰ろうとしたところを
何か思い出したように、Aが声を上げた
『……しばらく、銀さんには私の趣味に付き合ってもらうと思うので』
銀「……は?」
『私の侍ジョークの相手、してくださいねっ……ではまた明日』
控えめ、それでも心底面白そうな笑顔で
俺に向かってそう言い放った
銀「な……何で俺ェェェェェェ!?」
__ここで、俺の生活にアイツが介入してくることが決定しちまった
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作者名:よらく | 作成日時:2021年9月7日 20時