瀬戸翔&雄大・シゲアキ ページ9
加藤)お邪魔しまーす
翔)あっ、いらっしゃい。雄大！来たよ。
雄大)瀬戸雄大です。よろしく。
加藤)加藤シゲアキです。よろしくね。
翔)雄大、シゲくん、お腹空いてる？
雄大)俺、腹ペコペコ。
加藤)俺も、です。
翔)兄弟なんだからさ、タメ語で行こうよ！ねっ！シゲ。
加藤)えっ？うん。俺もお腹すいた。
翔)じゃあ、ご飯作るか。
加藤)待って！俺が作る。料理好きだから…
翔)じゃあ、頼んでいいかな？
加藤)いいよ。兄さんは、雄大と遊んでていいよ。
翔)わかった。なんかあったら言ってね。
加藤)分かってるって。よし、作るか。これをこうして…できた！兄さん！できたよ！
翔)おっ！いい匂い。オムライス？
雄大)やったー！おむちゃんだ！
加藤)何だよおむちゃんって。まぁいいや。
全員)いただきまーす！
翔)シゲちゃん料理うまいね。めっちゃ美味しい。
雄大)やっばい。めっちゃうまい。
加藤)ありがとう。向こうでもよく作ってたんだよね。
翔)シゲちゃんは、どうして命の家に行ったの？
加藤)妹が親を殺したんだ。しかも、そん時6歳の。
翔)当時6歳の女の子が！？
加藤)うん。何でか聞いたら、ふざけてカッター振り回したらパパとママに刺さったって…どうかしてるよな。だから、妹と弟は嫌なんだよね。
雄大)でも、何で親もいらないの？
加藤)虐待受けてたからだよ。いっつもいっつも叩かれたり蹴られたり…だから大人は嫌いなんだよッッ！
翔)シゲちゃん落ち着いて。
加藤)ごちそうさま。
翔)シゲ！
加藤)か、翔？
翔)俺も、親に裏切られた。本当は兄弟じゃないんだよ。雄大は、ただの他人。
シゲちゃんと一緒で、命の家に行く途中に雄大とあったんだよ。そしたらたまたま苗字が一緒だったから、兄弟ってことにしといた。どっちかが20歳超えたら、卒業できるから、早く卒業させたくて…
加藤)そうだったのか…ごめんな。嫌なこと思い出させちゃって…
翔)ううん。大丈夫。そんなに大した事ないし。
加藤)よし！ご飯も食べたし、遊ぶか！
全員)よし！遊ぼう！
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作者名：加藤貴久 | 作成日時：2017年7月26日 5時
