９ 《ヒロトSIED》 ページ10
主『……世界一を目指す全てのサッカー少年達に
告ぐ、私の力はこの程度のものではないと。
私は本大会に出場する選手達と戦いたい。
だが、私は決して誰にも敗北しない』
真っ直ぐとこちらを見ながら言い放った
この大会は、サッカーに自信を持っている
各国の優勝チームが集う戦場のようなもの
その選手達に、自分の方が格上だと言って
いるようなものだ。完全に挑発だと捉えて
も間違いではない
散らばったボールの一つを高く蹴り上げる
彼女の原点とも言える必殺技の構えだった
主『《コスモミラーグロV２》』
更にパワーアップしていた必殺シュートは
ゴールネットを破り、地形を変形させた
映像で見ているだけで威力を確信できた
これを実際に見たら…と、この映像を見た
プレーヤーや一般人は思うことだろう
豪「並外れた身体能力と的確な判断力、俺達と
戦っている時には見せていなかったものだ」
吹「そうだね。郷星さんは何かを隠している
凄みを感じていたから」
僕達は、Aの実力を分かったつもりで
今まで何度もプレーしてきた
でも、Aは全力で勝ちたいなどの熱い
思いを持って試合に取り組んでいなかった
手を抜いていたわけじゃない、相手を潰し
てしまうことを最も恐れていた彼女だから
こそ、体が勝手に力をセーブしていたんだ
その必要がなくなった今、自分の力の全て
を見せつけようとしている
主『この大会は、自分が見たこともない選手達と
戦う稀なるものだ。自分の限界を越えてから
見える景色があることを、私は信じている』
流れたテロップには、"郷星A"と言う
プレーヤーがどんな選手かを紹介していた
ポジション、得意なプレー、出場希望国、
情報収集が武器となる公式大会でこれほど
公に情報公開をすると不利になる
それを分かっていながら彼女はプレーした
よほどの自信があるからこそ可能な行動だ
円「……やっぱり、郷星は凄い奴だ」
VTR終了後、メンバーの顔つきが変わった
自分達も早く世界への切符を手に入れたい
そんな思いから気合が入ったんだ
ヒ「僕も負けていられないな」
メンバーは各自の練習メニューを再開した
彼女は、少年達の心に油を注いだんだ
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美鈴愈 - 黒崎茉莉那さん» 更新速度が遅くなっておりましてすみません。コメント嬉しいです。ちょくちょく更新していきますね(^ ^) (2019年7月5日 20時) (
レス) id: 8d195bcaa7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎茉莉那(プロフ) - これからも頑張ってください！ (2019年6月26日 22時) (レス) id: e34fd562e8 (このIDを非表示/違反報告)
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