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FFIの予選が始まる頃、私は大会本部から
呼び出されていた
FFIの本線が行われるスタジアムに集合し
軽いテストのようなものをすると聞いた
課題で何度か訪れた場所であるが、何か
別の形でプレーをすることになっている
主「……あぁ、なるほど。それは私にとっても
利益になることです。お受けします」
胸元に「FFI」と描かれた白いユニフォーム
それを着て、鬱陶しくなった髪を強く結う
ユニフォームとは、一種の戦闘着だろうか
身に付けるだけで気分が締められるような
単純に気合が入る
主「準備はできています。私の力を世界に
知らしめ、他を煽るのですから」
フィールドに入った瞬間からカメラが回る
その音は、スタジアムを駆け抜けて行った
風に掻き消される
足を進める、四方八方から飛んでくるのは
マシンから放たれ、荒ぶるサッカーボール
プロの選手がキック練習やブロック練習と
して使うこともある最先端のマシンである
主「………」
どのボールが真っ先に届くのかを見極める
右前方、左後方、真上、逆足の右側へ動く
柔軟性のある体を前回まで捻ったり反ると
思った通りにボールを捉えることができた
鍛え上げた動体視力、無駄のない筋肉など
強くなる為の努力を重ねて来た
主「……世界一を目指す全てのサッカー少年達に
告ぐ、私の力はこの程度のものではないと。
私は本大会に出場する選手達と戦いたい。
だが、私は決して誰にも敗北などしない」
コートに散らばったボールの一つを蹴り上げ
自分から離れている方のゴールに目を付ける
主「《コスモミラーグロV２》」
ボールを打ち出す。私の原点であるこの技を
世界に知らしめること、自信のあるシュート
だからこそ、世界中のサッカー少年達に教え
る必要があった
自分の手の内を晒しても負けないと言うこと
この余裕がどれほど多くの少年達の心に火を
付けることになるのかは計り知れないことだ
だが、私は今以上に進化し続ける
誰にも引けを取らない、誰よりを先を走る
ドシュウッ
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美鈴愈 - 黒崎茉莉那さん» 更新速度が遅くなっておりましてすみません。コメント嬉しいです。ちょくちょく更新していきますね(^ ^) (2019年7月5日 20時) (
レス) id: 8d195bcaa7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎茉莉那(プロフ) - これからも頑張ってください！ (2019年6月26日 22時) (レス) id: e34fd562e8 (このIDを非表示/違反報告)
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