４ 《ヒロトSIED》 ページ5
日本代表選抜に参加し、代表入りした
選ばれなかった仲間の思いを背負って
勝ち進まなければならない
春「え、映像繋ぎますね！」
音無さんの焦っている声が近くから聞こえ
何事かと思って視線を向けた
パソコンが何か不具合でも起こしたのか
この位置からでは画面は反対側にあった
春「…繋がりまし…た？」
主『久しいな、音無春奈。調子はいいか？』
聞き慣れた声、音無さんも目を丸くする
落ち着いた低めの声は記憶をより鮮明に
反射的に足を動かした
ヒ「……A？音無さん、少しいいかな」
春「は、はい…！」
突然声をかけた上に気を遣わせてしまった
それでも、僕は画面の向こうにいる少女の
顔をどうしても見たかった
確信があった。声を間違えるはずがないと
主『………』
僕の顔を見た途端、Aは黙り込んだ
口が少しもごもごとしているのを見ると
何か言いたくても言葉が見つかってない
昔からの癖だということは知っていた
ヒ「大丈夫、何も聞かないよ。Aはいつも
何も言わないけど、間違いを起こさない。
今回だって何か理由があるんだよね？」
僕は、父さんに心酔してしまっていた
僕を解放しようと反旗を翻した
あの頃は僕達の方が正しいと思っていたが
自分の心に鞭を打ち付けて行動を起こした
Aのおかげで元の生活に戻れたんだ
だから、今もこうして近くにいなかったと
しても信じて前に進めるんだ
主『……理由か。私が自分勝手だっただけかも
しれないが、後悔はしていない』
迷いのない目を見て、Aが自分にとって
正しいと思ったことをしたんだと安心した
一言くらい声をかけて欲しかったと思った
けど、昔から彼女の変わっていない部分だ
ヒ「君がそうしたいと思ったなら、僕は何も
言わないよ。でも、何処にいるんだ？」
主『サッカーの聖地、サッカーアイランドとも
呼ばれる憧れの場所だ。世界中のサッカー
少年達が目指している場所…』
"聖地"とは一体何処のことか分からなかった
だが、サッカーアイランドと称される場所は
聞き覚えがある場所のことだった
「聖地で会おう」の意味がこれで確信した
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美鈴愈 - 黒崎茉莉那さん» 更新速度が遅くなっておりましてすみません。コメント嬉しいです。ちょくちょく更新していきますね(^ ^) (2019年7月5日 20時) (
レス) id: 8d195bcaa7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎茉莉那(プロフ) - これからも頑張ってください！ (2019年6月26日 22時) (レス) id: e34fd562e8 (このIDを非表示/違反報告)
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