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ロスタイムに入った途端に同点になる
体力が底を尽きそうなこの状況で失点
試合の流れが逆さになっている苦しさ
日本が本戦に進むことを信用しながら
不安に駆られるのは……軽い裏切りか
目「まさか…ここで追いつかれるとは…！」
春「あとちょっと…あとちょっとだったのに…！」
ベンチにいるマネージャー達の声が届いた
チーム一丸となって戦っている彼らならば
今のように悔しさを共感できる
それに比べ、私は苛立ちの方が大きかった
試合に出ていない私が生意気だとは思うが
私ならあの場で……と、思ってしまうんだ
主「随分と苦戦を強いられているようだな」
ザッ…と足を踏み出し、フィールドに出た
観客席の固定カメラに映ったことが分かる
雇い主にここにいることが伝わっているが
そんなことはどうでもよくなった
角「おぉっと！？観客席の皆様、日本側入場口に
ご注目下さい！我々も予想していない選手が
います！今大会において、本部から特別枠を
獲得している……郷星Aだぁぁ！！」
ヒ「……Aが…どうしてここに」
困惑する選手達、騒めく観客達の大きな声
不思議と耳障りだとは思っていなかったが
何も考えずにここに来てしまったと言えど
伝えたい言葉があったのは確かだった
主「……私は、イナズマジャパンを信じている！
ここで止まるようなチームに、私は執着など
しない！私は、お前達とボールを繋ぎたい」
円「郷星…」
届いただろうか。私の我儘なこの願いが
それでも、私は日本のメンバーと戦いたい
共にボールを追いかけたい
互いに競い合い、自分の限界を見極めたい
サッカーをする少年達の些細な願いこそが
私にとって優勝よりも価値のあるものだ
だからこうやって、衝動的に飛び出した…
円「……郷星の言う通りだ！俺達は絶対に勝つ！
どんなに苦しくても、最後まで諦めない！
泥臭くても、それが俺達の強さだ！」
あの時も、雷門の皆は円堂に動かされた
エイリア学園の時も、ヒロトも救われた
この試合も、絶対に勝てる気がしてくる
そんな、不思議な魅力がある
主「…チームの士気が上がれば周りにも伝わる。
これで、少しはマシになるかな。
……ヒロト、私が約束を破ってしまったな」
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美鈴愈 - 黒崎茉莉那さん» 更新速度が遅くなっておりましてすみません。コメント嬉しいです。ちょくちょく更新していきますね(^ ^) (2019年7月5日 20時) (
レス) id: 8d195bcaa7 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎茉莉那(プロフ) - これからも頑張ってください！ (2019年6月26日 22時) (レス) id: e34fd562e8 (このIDを非表示/違反報告)
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