「中島敦」壁ドンして耳元で愛を囁かないと出れない部屋 ページ1
「…ください!起きて下さい!」
「!あ、敦くん?此処は?」
「それが分からないんです…どうやら閉じ込められてしまったみたいで…」
「そっか…異能力でも開かないかな?」
「はい…、既に試してみたんですが、全く駄目で」
「どうしよう…、あ、電話で太宰さん呼ぶ?多分異能空間だから太宰さんの人間失格で助けてもらえる!」
「そうですね!早速電話を…」プルル…
「つ、繋がらない…」
「え!?本当にどうしよう…」
「あ!あの、あそこに紙がありますよ」
「本当だ!見てみよ!」
「…………ゑ?」←
「どうしたんですか?」
「あ、敦くん…」
そういって私は敦くんに紙を見せた。
「え!?!?!?いや、ちょ…え!?」←
そこには、"壁ドンをして耳元で愛を囁かないと出れない"と書いてあった。しかも、男が女に。
「え…コレしなきゃ出れないの…!?//////」
「そうみたい…です…」
「「………」」
少しの間沈黙が続く
「や、やりましょう。ずっとここに居ても…」
敦くんは少し顔を赤らめながら言う。
「そ、そうだよね…」
「し、失礼します…」
敦くんはそういいながら壁ドンをした。
耳元に敦くんの口が近づく。
「す、好きです」ボソッ
ガチャ
「…あ、開きましたね…」
「うん…、ごめんね…相手が私で…嘘でも言いたくないよね」
「い、いいえ、その…嘘じゃ…無いです」
「え?」
私が敦くんの方を見る。
耳まで真っ赤になった敦くんが言う。
「嘘じゃ…無いんです…僕…本当に…Aさんの事が好きです…」
「そ、そんな…」カァァァァ
「私も…好きだけど…!」////
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2人、顔を赤くして帰って来たので、太宰さんが何があったからしつこく聞いてきたそう。
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作者名:らーめん㎗ | 作成日時:2020年9月25日 17時