見えない世界 ページ2
「っはぁっ…はぁっっ……はあっ…」
少女は走った。
後ろから迫っている、何か得体の知れないものから。
時折追い付かれそうになって、その度に青い蛇のようなものがまとわりついてくる。
「っ………あっっ………！」
少女は転んだ。
するとたちまち、得体の知れないものはどんどん近づいてくる。
「……あっ……」
立ち上がろうとすればするほど、恐怖と焦りで足に力が入らない。
(こんなの… こんなの私の体じゃないみたい＿＿＿＿！！！)
そうこうしているうちに、その得体のしれないものはすぐそこまで迫っている。
3m、2m、1m、、、、、
あぁ、もうダメ____!!
そう目を瞑ったその瞬間……………
「人間のものとは思えないほどの大きな口の女に丸のみされてしまった＿＿＿＿ って、 本当かな、これ。」
奏助は慣れた手つきでタブレットを下にスライドしながら、ネット記事を読み上げていく。
「ふーん… なんか胡散臭いわね、その話。」
「……ネットで今回の事件ググってみたけど、どれも同じような話ばっかり………」
奏助のパッドを除きこみながら、リストとショパンは言った。
ネットに載っている記事の最後には必ず 「妖怪の仕業か？」とのこと。
「ま。僕は信じませんけどね、妖怪なんて。」
「ああ。全くだ。妖怪なんてバカバカしいもの」
ワーグナーの言葉に、ベトも同じく反応する。
「そう？ でもさ、よく言うじゃん。「見えてる世界が全てじゃない」って＿＿＿＿」
ニヤリと笑いながら言うモツ。
クラシカロイドが全員集まり、リビングで話し合っている中。
ひとり、送られてきたメールを見て、青ざめている者がいた。
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よもぎもち(*´ ∀`) - ありがとうございます！更新がんばりますね^^ (2018年8月2日 15時) (
レス) id: 394eaf948d (このIDを非表示/違反報告)
月光石 - 鬼太郎とクラシカロイドのコラボ凄く面白いです！！！早く続きが見たいです！！！ (2018年8月2日 7時) (レス) id: ee0a1026f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よもぎもち(*´ ∀`*) | 作成日時：2018年6月19日 0時
