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『お疲れ様でした〜!』


その日の収録が終わり、クラクラ____こと、チャイコとバダは、アルケ
ー社の廊下を歩いていた。


「あ〜…疲れたあ〜… 早くシャワー浴びて寝たーい」

「ああ… んだなあ… じゃ、オラはウォッカでも…」

「未成年の飲酒はダメっすよ。飲んだら解散っすから。」

隣にはバッハとミツル。

「ぐぬぬぬぬぬ…」

他愛のない会話をしながら、いつもと何ひとつ変わらない廊下を歩いている中。


「………ん…?」

バッハは、向こう側から走ってくる響吾の姿を見つけた。

だが。

何かがおかしい。


響吾の、奇異迫る形相にただ事ではないと感じた四人は、すぐさま駆け寄った。

「音羽博士……! 一体どうしたんすか?」

ミツルがそう聞くと、響吾はミツルの肩をつかんで揺らした。

「……日芽歌が……」

「……何?」

「日芽歌が!!!!

………っ鏡に吸い込まれて……」

いなくなってしまった、と言い終わる頃には、響吾の体は、窓ガラスから伸びた無数の手によって消えていた。


「……………!!響吾!!」

ムジーク姿になると、バッハはタクトを振った。

「何が起きているんだ……? 」

トッカータとフーガを出せば、最初は無数の手の動きが止まった。


が。


再び伸びた無数の手は、ミツルの体を掴み、窓ガラスへと運んで行く。

「……つバッハ様!!」

「 ………っミツル!」

窓ガラスに吸い込まれるより前に、バッハの手がミツルの腕を掴み、二人はそのまま窓ガラスへときえてったのだった。

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よもぎもち(*´ ∀`) - ありがとうございます!更新がんばりますね^^ (2018年8月2日 15時) (レス) id: 394eaf948d (このIDを非表示/違反報告)
月光石 - 鬼太郎とクラシカロイドのコラボ凄く面白いです!!!早く続きが見たいです!!! (2018年8月2日 7時) (レス) id: ee0a1026f0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よもぎもち(*´ ∀`*) | 作成日時:2018年6月19日 0時

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