検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:11,281 hit

黒幕の挑戦 ページ25

タルトを食べ終わり、コナン君と沖矢さんは向かいのソファーに腰を下ろして僕と向かい合うように座った。


『で、何か聞きたい事でもあるの?』

沖「貴女の正体について、少しお聞きしたい事があるんですよ。」

『へぇ?』

沖「あぁ、逃げようなんて思わない方が良いですよ?
我々も手荒な真似はしたくないのでね…」


うーん、これはバッチリ疑われてるなぁ。
やたらと探ってるとは思ってたけど、まさかここまでとはね。
本当、君達には飽きないよ。


コ「影喰さんは敵?味方?」

『質問の意味を計りかねるね。
僕は怪しまれるような事は何一つしてないつもりなんだけどなぁ。』

コ「じゃあ、何で偽名を使ってるの?」

『……へぇ、面白い事言うんだね。
何故そう思ったのか聞いても良いかな?』

沖「調べさせてもらったんですよ。
ですが、影喰という名字や名前は何処にも存在しない架空のものでした。
つまり、貴女が今名乗っているその名前は偽名。
本当の名前が別にある、という事です。」

コ「本当に何も無いなら、わざわざ偽名なんて使う必要は無いよね?」


流石、といったところだろうか。
僕のこの名前が偽名だと気付いたなんて。

けど……人のプライバシーを侵害するのはいただけないなぁ。


『はははっ!凄いなぁ。
普通、そんな事を調べるのは無理だと思うんだけど……やっぱり君達はただ者じゃなかった訳だ。
侮れないねぇ、 “ライ” も君も。』

沖、コ「「!!!」」


そう笑った瞬間、コナン君は腕時計に手を伸ばし、沖矢さんは開眼して警戒心丸出し状態になった。


コ「……お姉さん、何者なの。」

『嫌だな、そんな怖い顔しないでよ。
僕は何も君達を売ろうって訳じゃないから。』

沖「斬咲A……君は一体、どちらなんだ?」

『それは教えられないなぁ。
ネタバレばかりでは、つまらない。』


まぁ、どうせ二人は僕の事を徹底的に調べてくるだろうから。
僕からは何も言わないでおくよ。
全ての真相に辿り着い時、君達はどんな顔を見せてくれるのかな?
あぁ、楽しみだなぁ。

終わり←黒幕の手土産



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
27人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

紅キ霧雨 - 紅姫さん» この作品まで見ていただけているとは…!ありがとうございます!! (2018年12月27日 10時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
紅姫 - 続きが気になります!次も楽しみに待ってます。 (2018年12月26日 18時) (レス) id: 48b65d6629 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:紅キ霧雨 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2018年12月26日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。