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黒幕の手土産 ページ24

沖矢さんが戻ってくるまでの間、僕はコナン君がホームズ愛を爆発させている姿を眺めていた。


『にしても……コナン君は本当にホームズが好きなんだね。』

コ「うん!!
影喰さんは何か好きな本はあるの?」

『僕はそういった本は読まないからなぁ。
精々読んでも、医学とかの本だよ。』


仮面に少しだけ手をかけながらそう言う。
僕自身、あまり小説だの何だのは全くと言っていい程読まない。
今までそういう本に興味を持つどころか、視界に入れたことすらも無かった。


コ「好きじゃないの?
というか影喰さん、医学読むんだね!」

『まぁ、仕事柄ね。』

コ「へ〜、それってどんなお仕事?
僕すっごい気になる〜!」

沖「それは私も気になりますね。」


紅茶とタルトを持ってきた沖矢さんがコナン君の後に続けて言う。
僕は出してもらったお礼を言い、タルトを一口に切り分けて食べた。

うん、予想通り美味しいね。
これ選んで正解だったな。


コ「ねぇ、影喰さ……ムグッ!」

『美味しいタルトだねぇ。
あのお店はアタリだったらしい。』


僕は一口大に切ったタルトを、コナン君の口に押し込んだ。

口封じというわけではないけど、甘いものを食べてる時はそういう話はしたくないんだよねぇ。


コ「か、影喰さん!
僕自分で食べられるから!」

沖「随分仲が良いんですね。」

『さぁね。でもこうでもしないとコナン君は僕の領域に入ってきてしまうだろう?』

コ「え……」


僕は既に食べ終わって空になったお皿の上にフォークを置き、僕を警戒するように見ている二人を余所に紅茶を飲んだ。

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紅キ霧雨 - 紅姫さん» この作品まで見ていただけているとは…!ありがとうございます!! (2018年12月27日 10時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
紅姫 - 続きが気になります!次も楽しみに待ってます。 (2018年12月26日 18時) (レス) id: 48b65d6629 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅キ霧雨 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2018年12月26日 17時

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