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黒幕の噂 ページ2

『此処が米花町か〜。
初めて来たけど、他の場所とそんなに変わらないねぇ。』


辺りを見回し、そう呟く。
このままこの町を探索するのも悪くなさそうだけど、とりあえず今はホテルに行こうかな。


『んー……近くのホテルは…っと。
お、すぐそこにあるっぽいね。』


スマホで場所を検索し、その方向へと歩いていく。
その道すがら、女の人が暗い表情で何かを呟きながら信号を待っているのが視界に入った。


『……ふむ。』


辺りを見て、彼女の知り合いらしき人がいない事を確認する。
僕はそっと女の人の隣に立って、その言葉に耳を傾けた。


「ほんと最悪ッ……。
あんな奴、死ねば良いのに…!
私に隠れて何度も浮気するなんて……呪ってやる…呪ってやる…!!!」


随分恨んでるんだなぁ。

僕はそんな事を考えながら女の人に視線を移すと、その人はとあるサイトを開いていた。
【フィクサー】と書かれたホームページが映り、僕は更に笑みを深くする。


「一人残らず…殺してやる!」


ヴーッ、ヴーッ。


スマホが震動したのと同時に、僕は女の人の手を取る。
彼女は僕をパッと振り返り、驚いたように目を見開いた。


『___グッドタイミングだね。』

「まさか……貴方が…?」

『ひとまず場所を変えようか。
ついておいで。』


再びスマホを起動し、近くの良さげなバーを探す。
………お、ここ良さそう。
地図を覚え、早速僕は依頼人と共にバーへと向かった。









ーーーーーーーーーーーーーーーーー
主要キャラが出るのはもうちょっとさk……いや、あと2〜3話書いたら出します!

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紅キ霧雨 - 紅姫さん» この作品まで見ていただけているとは…!ありがとうございます!! (2018年12月27日 10時) (レス) id: 087b770101 (このIDを非表示/違反報告)
紅姫 - 続きが気になります!次も楽しみに待ってます。 (2018年12月26日 18時) (レス) id: 48b65d6629 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅キ霧雨 | 作者ホームページ:ないっす  
作成日時:2018年12月26日 17時

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