ブラッディ・マリー (ページ26)

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Marry24 ページ26

優｢っりゃあ!!｣

君｢ったくあのバカ､先走りやがって｣

三葉(なかま)を助けるべく吸血鬼と交戦する優達に

三｢何やってる!? 私はもうダメだ早く逃げろ!!｣

三葉が叫んだが優達は止まらなかった

優｢うるせえぇぇぇ!!
何度も同じこと言わすんじゃねぇ!!
仲間見捨てて逃げるわけねぇだろうが!!
今すぐお前を助ける!!!!｣

三｢な､､､｣

向かってくる吸血鬼をかわして一直線に
三葉の元へと走る

三｢や､やめろ､､､｣

三葉の脳裏に部隊が全滅した過去が蘇った

自分の失態でまた部隊が､仲間が､死んでしまう

三｢､､ぃや｣

地を蹴った優が｢おぅ!!｣と小さい気合いとともに三葉を掴む吸血鬼を斬った

与｢やったね優くん!｣

シ｢大丈夫ですか?｣

君｢ったく､､､めんどくせぇのが仲間だなぁ｣

三葉と優の元には仲間達が集まった

三｢なんで､こいつらはいったい､､､｣

吸血鬼も残り6人になっていた

シ｢フフフグレン中佐のお気に入りの
チームワークのない問題児たちですよ｣

シノアは微笑んで3人を見ている

君｢残りは6人かまぁこのメンバーなら｣

シ｢やれるでしょう
どうやら二級武装の吸血鬼しかいないようですし｣

優｢手伝えよA｣

それまで蚊帳の外で5人の姿を見守っていたAもヒョイッとその中に入った

貴｢なぁに､その上から目線
一応わたし､上官でお姉さんなんだけど?｣

ペシッと優の頭を叩いたAは
そのまま三葉の方へ向く

貴｢三葉ちゃん､｣

三｢は､はい｣

怒られると思ったのだろうかいつもより高い声で返事をした三葉に優しく微笑んだ

貴｢昔の事､責任を感じているのもいいけど､
もうあれは過去のコト｡
今は今やれる事をやらないと､また後悔するよ｣

コツンとデコピンをしたAは
吸血鬼の方に向き直って銃を構えた

三｢､､､｣

そんなAの背中を見て三葉は武器をギュッと握った

貴｢問題児たちの教育は三葉ちゃんが
やってくれるんでしょう?｣

三｢､､､はいッ

行くぞ!敵を殲滅する!!｣

｢｢おぉ!!｣｣