うたのおねえさんだって恋がしたい！【梵天】

27話 ページ28

今日は竜胆さんと食事という名のデート
正直に言うと色んな意味でドキドキしてる

少しでも竜胆さんの機嫌を損ねたら
撃たれるかもしれないドキドキと
竜胆さんの笑顔が可愛くてドキドキ

最近幹部になってから
更に他の幹部との絡みが多くて疲れている
そんな事を思いながら時計を見ると丁度お昼

お昼休憩に行こうとした時
事務所にニコニコ笑顔の竜胆さんが入って来た

竜胆｢Aちゃん！今日19時に駅で待ち合わせでいい？｣

｢はい！大丈夫です！｣

竜胆｢俺が管理してるホテルで食べよう！｣

｢はい！楽しみです！｣

今日は残業も無いし定時で上がれそうだから
1回家帰る時間ありそう

竜胆｢連絡先交換しよ！｣

竜胆さんのその一言で私から笑顔が消え
思わずフリーズしてしまった

｢あ、結構です｣

竜胆｢なんで！？｣

幹部と連絡先交換するとか嫌だよ
個人情報じゃん！

1人に教えたら一斉に知られそう...
そして、毎日イタ電とか嫌がらせされそう
夜中に電話かかってきそう
後、パシられそう

色々考えるとキリがないから
教えないのが1番だと思う
って思っていたが竜胆さんの可愛いさに
いつの間にか連絡先交換してしまった...

竜胆｢毎日連絡するな！｣

ほら！毎日イタ電する気だ！
ちくしょー！！心の弱い私が悪い！！

竜胆｢着いたら連絡するな！｣

｢わかりました｣

またなー！と言いながら竜胆さんは
事務所から出て行ってしまった

ホテルかぁそれなりの服装して行かないとなぁ
どんなのが良いかな？
無難にワンピースとかでいいかな？

なんて考えている時点で
本当は楽しみだったりしている...




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