うたのおねえさんだって恋がしたい！【梵天】

12話 ページ13

いよいよ本番当日
コンサートは10時から
一応お互い反社だけあって
コンサート中は300組全員SNSなどに
今日の事を書いてはいけないなどと書いた
契約書を書かせているみたい反社は抜かりない！


幹部と私たちは1時間前からスタンバっている

竜胆｢こんな広い所で踊んのかよ｣

九井｢Aから広いとは聞いてたがここまでとは...｣

幹部の皆さんは始まる前から
緊張しているみたい
あの、三途さんや蘭さんも緊張している

ーーーコンコン

｢どうぞ｣

高橋｢失礼します｣

三途｢誰だテメェ｣

高橋｢初めましてAの元マネージャーの
高橋と申します｣

九井｢マネージャー？｣

高橋｢今日はよろしくお願いします！
これ、Aの衣装！もう皆更衣室に行ってる｣

｢ありがとう！着替えてくるね！｣

私は着替える為部屋を出て更衣室へと向かった
最後にコンサートをしたのはいつだったかな？
2月だったかな？じゃあ3ヵ月ぶりかな？
なんてウキウキしながら女子更衣室に入った
そこにはもう、みのりちゃんが居た
体操のおねえさんの格好をしてるみのりちゃんが
すごく懐かしく感じて涙腺が緩んだ

｢なんか、懐かしい｣

東｢ホントね！早くAちゃんも着替えて！｣

みのりちゃんに言われて袋から衣装を取り出すと
オレンジ色のドレスワンピ...
私のお気に入りの衣装

久しぶりに袖を通すと
8年間の思い出が頭に流れてくる

｢みのりちゃん、どうかな？｣

東｢めっちゃ可愛いよ！｣

明宏くんにでかくなったか？
って言われたから太って着れないかも
って思ったけど大丈夫だった

更衣室を出ると
スーツを着ている結太くんと
体操のおにいさんの衣装を着ている
明宏くんが私たちを待っていてくれていた

仲間｢おそーい！｣

神谷｢2人とも似合ってる｣

｢ありがとう！｣

東｢Aちゃんメガネかけてやるの？｣

｢外す！これ、伊達だし！向こう着いたら
高橋さんに前髪カットとセットしてもらう！」

仲間｢んじゃ〜向かいますか！｣

東｢いぇーい！｣





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