キミの笑顔が見たいだけ【三途春千夜】

41話 ページ41

蘭｢Aちゃーんちゅうしよー？｣

«蘭さん飲み過ぎです！
今お水持ってきますから»

そう伝えてAは席を立った

三途｢おい！人の嫁に手ぇ出すなよ！｣

竜胆｢まぁまぁ、ほら、飲めよ！｣

俺はイライラを落ち着かせるため
灰谷弟が渡してきた酒を一気に飲む

三途｢は、あれ？｣

一気に酒を飲んだせいか急に目眩がする
最後に見たのは灰谷兄の笑顔だった

蘭｢三途おやすみ｣

この声を最後に俺の意識はここで途絶えた




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蘭side

蘭｢流石！九井から貰った薬は即効性があるなぁ｣

竜胆｢なぁ兄貴...ここまでする必要ある？｣

蘭｢何？竜胆？俺に逆らうの？｣

竜胆｢あ、いや｣

その時Aちゃんが水を持って帰って来た
寝ている三途を見て

«春千夜さん、寝ましたか？»

蘭｢なんか寝ちゃった〜ほら、Aちゃんも
最後にこれ飲んで！｣

俺はあらかじめ薬を入ってるお酒をAちゃんに渡す
Aちゃんは何の躊躇いもなく三途同様
一気にお酒を飲んだ

Aちゃんが空になったグラスを
テーブルに置いた瞬間
グラっと俺の方に倒れ込んで来た

蘭｢Aちゃんも酔っちゃった？｣

スマホを弄る気力が無いせいか
手話でなんか言ってるけど
蘭ちゃん全くわかんない♡
竜胆に三途を任せ
俺はAちゃんの肩を抱きそのまま店を後にした




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