キミの笑顔が見たいだけ【三途春千夜】

38話 ページ38

リビングで寛いでいると
玄関から物音が聞こえたから
Aが帰って来たんだと思い
玄関に足を運ぶと、靴を揃えているため
少し前のめりになっているAが居た

後ろから見るとスーツからパンツが
見えるか見えなかいの際どいラインが
なんとも言えない
うん、かなりえろい
そんな事を考えていると
クルっとAが振り返り俺と目が合う
笑顔で"ただいま"と手話をする
俺も"お帰り"と手話で返すと嬉しそうに俺の傍に来る

手話の勉強も全然苦じゃない
むしろ楽しいしAと俺しから知らないから特別に思える

リビングに入るとAが荷物を置きソファに腰掛ける

«夜ご飯何がいいですか？»

三途｢食いに行かねぇ？｣

«本当ですか！行きたいお店会ったんです！»

Aはスマホで行きたい店の情報を見せて来た
行きたがっていた店は焼肉だった

«いつも頑張ってる三途さんに
今日は私が奢りますよ！»

三途｢んじゃ、遠慮なく食うわ！｣

Aの笑顔に釣られて俺も笑顔になる

«三途さんの笑顔レア！»

おぉーと手をぱちぱちし後に
Aは俺の頭を撫でる

三途｢俺だって、笑うわ｣

今だに俺の頭を撫でるAの手を取り
おでこにキスをすると
ボブっと顔を真っ赤にした

三途｢俺をからかった罰だ｣

べっと舌を出し、Aをからかいながら
首元に顔を埋めると

フワッとAの匂いとは別に
俺の嫌いな奴の匂いがした




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