キミの笑顔が見たいだけ【三途春千夜】

32話 ページ32

蘭side

おいおいマジかよ....
Aちゃん強すぎだろ

俺の方がやばいかもしれねぇ
こんな酒つえー女初めてだわ

蘭｢Aちゃん強くない？｣

«そうですか？まだ全然余裕です»

ニコニコお酒を飲むAちゃん
何この子！？本当面白い子

«蘭さん、顔赤いですよ？»

Aちゃんはスマホを画面を俺に見せて
挑発的な笑みを浮かべ俺の頬を触る

蘭｢っ///〜〜俺の負け！｣

部下｢マジか！蘭さんが負けた｣

«やった〜勝っちゃった！»

Aちゃんの勝利に
周りが一斉に歓声が沸いた

三途｢おいおい！何の騒ぎだ！？｣

竜胆｢兄貴！？何してんだよ！｣

この歓声に三途も竜胆もビックリしている
俺はもう酔いで頭クラクラしてる中
部下が説明をしていた

三途｢蘭！お前Aに何してんだよ！｣

蘭｢何もしてないよ〜？ただ飲んだだけ？｣

三途｢くそっ！A大丈夫か？｣

三途めっちゃAちゃん好きじゃーん！
酔いつぶれたAちゃんをお持ち帰りする予定だったけど

蘭｢Aちゃん！今日は俺の負けだけど
またリベンジさせてね！｣

«お待ちしております！»

蘭｢竜胆〜おんぶ！｣

竜胆｢お前の嫁すげぇな...兄貴おんぶは無理だ！｣

竜胆に寄りかかり部屋に戻る



ーーーーーーー

竜胆side


竜胆｢兄貴がこんなベロンベロン初めて見た｣

蘭｢まさかAちゃんに飲み比べに負けると思ってなかった〜｣

竜胆｢人の嫁に手を出すなよ｣

蘭｢ん〜竜胆？｣

竜胆｢んだよ？｣

蘭｢俺、本気でAちゃん欲しい｣


初めて見た兄貴の本気の顔
いつもヘラヘラしてる兄貴なのに

あー三途、ご愁傷様
多分俺にもこうなった兄貴を止められねぇわ



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