キミの笑顔が見たいだけ【三途春千夜】

27話 ページ27

クソ腹立つ！！
何が恥ずかしい嫁だよ！
こちとら自慢の嫁だわ！！

三途｢ただいま〜｣

«お帰りなさい！»

ニコニコ笑顔で出迎えてくれるこいつを見ると
さっきまでのイライラがどっか吹っ飛ぶ

三途｢今週の土曜日パーティだからな〜？｣

«わかりました！三途さんに恥のないように振る舞いますね！»

ちゃんと俺の事を考えてくれてると思うと
本当にこいつが愛おしくてしかたない

Aは俺からジャケットとカバンを受け取り
それを仕舞いに寝室に向かった

俺は後ろから着いて行き
ジャケットをハンガーにかけてる
後ろから抱き締めた

あいつはすぐに振り向き
立てた人差し指を左右に振りって来た
これはどうしたの？って意味だ

三途｢なぁ...キスしていい？｣

アワアワして手当り次第スマホを
探してるみたいだか生憎なかったらしく
恥ずかしそうに手で丸を作った

三途｢可愛すぎだ、ばーか｣

｢...んっ..///｣

何度も何度も角度を変えて
どちらの唾液かわからないぐらい混ざり合い
頭の中がぼやけて溶けてくるような錯覚
キスってこんなに気持ちいいんだなぁ

三途｢っん、はぁ｣

｢はぁ、んっ/////｣

息がくるしくなったのか
トントンを肩を叩かれ唇を離した

｢はぁ///はぁ///｣

涙目に俺にもたれ掛かるこいつ
上目遣いで睨んで来るけど全く怖くねぇ

三途｢はっえろい顔｣



ちなみに俺達はまだ致してない
こいつのペースでって考えてる


三途｢まぁそのうち俺のモンにすっからな？｣


すげー変な目で見られた
そこも可愛い



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