71.山が地図から消えない様に ページ34
.
雑魚呪霊を小手先でザシュッザシュッと祓いながら尋ねる。
『ん?…何?』
五条「今日は髪上げてないんだね?へへっ♪なんで?」
ニヤニヤしながら聞いてくるこの目隠しの男をどうしてやろうかと考えつつ、少しの皮肉を込めてその質問に答えてやることにした。
『…昨日の夜、首を蚊に刺されたみたいなんですけど、心当たりあります?』
五条「…あるよ?だってそれ付けたの僕だからね♪
いやぁ〜Aは肌が白くてキメも細かいから跡が付きやすいね〜♡」
…こうも悪びれもなくあっさり白状されると、こちらの感覚がおかしいのではないかと錯覚しそうになる。
いや、そもそも昨日は焼肉食べた後の記憶がない。
つまり…この目の前にいる目隠し兼旦那は記憶のない私に最悪手を出したという事になる。
…これはいよいよ本格的に事案なのでは?
『…は?記憶ないんですけど。
……悟、本当にそれ以外何もしてない?』
五条「それは秘密♡
実は目覚めたキミが可愛くねだ……おっと、アーハイハイ赫ね。」
ドゴォオン。…。
その音と衝撃に弾かれたように、木々に止まっていたカラス達がバサバサと鳴きながら散り散りになっていった。
……いや、確かに不意打ち狙ってきた2級呪霊も悪いけどさ。
…それ、本当に赫じゃなきゃ駄目だった?
『…あのさ、山が…無くなるよ?』
五条「じゃ、山が無くならないうちに極の番使えるようになってよ♡
この先に丁度いい心霊スポットがあるんだよね〜♪
丁度いい1級呪霊くらいいるんじゃない?わかんないけど♪」
『……心霊スポットか。……怖いんだけどな。』
五条「ん?僕に抱きついてていいよ?守ってあげる♡」
『……。』
本末転倒だろうがよ!という言葉は飲み込んだ。
こうして各自、領域展開に黒閃、指などの課題を半ばヤケクソ気味になんとかモノにしたのであった。
今日は何故か旅館で自炊らしい。
普段は任務ですれ違ってなかなか会えないみんなで作って食事を出来るのが、とても楽しみだと思った。
.
803人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Alice(プロフ) - ネココさん» 滅茶苦茶嬉しい事を言って下さっている( ; ; )!自分の中で…これはいける!(自画自賛&図々しい)っていう時と、こんなの上げてしまうん?(by脳内節子)っていう時の差が激しくて落ち込んだり…。マジで暖かいコメント欄に支えられています笑 (2021年6月23日 23時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
ネココ - てか思ったんですけど、文才を捨ててきてるのにこの小説書けるってすごくないですか?自分に自信持った方がいいと思いますけど、、、?((ちなみに私は文才も何もかも捨てたのでこんなすごい小説書けませんけどねw (2021年6月22日 17時) (レス) id: d9dbb0348a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ネココさん» こちらこそありがとうございます!作者が1番「あれ?カッコいい五条悟どこ?」ってなって一抹の不安を感じていたので、そう言って頂けて滅茶苦茶嬉しいです!(*^^*)もう少し書き溜めたら続きを上げます〜!♪ (2021年6月21日 19時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
ネココ - ありがとうございますw作者様が書く五条悟と夢主さん大好きです!((何回言うねんw作者さん頑張れ! (2021年6月21日 18時) (レス) id: d9dbb0348a (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - ネココさん» 丁度読み返していたところで嬉しいコメントが届いていたので、嬉しすぎて即返信しちゃいました(^^)笑 (2021年6月21日 18時) (レス) id: a006ba535f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アリス | 作成日時:2021年6月8日 10時