最強呪術師と結婚したんですが2【呪術廻戦/五条悟】

58.拝啓15分前の私 ページ15

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五条「ねぇねぇ♪A〜♪」



宇宙に想いを馳せているとそう呼びかけられ現実に引き戻される。


ふと背中に当たってるモノが何か気付くと同時に、この先に続く言葉もなんとなく想像できてしまった。



そうだ、先手を打とう！


京都に行こうのノリで『お風呂ではしないからね。』と先手を打っておく。


主導権を握られたら終わりなのだ。
(今日という1日が)
まだ晩ご飯も食べてないというのに。




五条「なんで！？！？」


『だって、ここにはあれがないもん。』


五条「ん？アレって…ゴムのこと？」



…おい、私がオブラートに包んだモノを1秒後に開封してんじゃねぇよ。
容赦なさすぎて吃驚だわ。




しかし、次の言葉はもっと容赦のない一言であった。




五条「…それってさ、僕らに本当に必要？」



…は？



五条「いやだってさ、僕ら夫婦になったわけだし、年齢的に見ればAは一般的な高校に通ってたらもう卒業なわけでしょ？」



『……つ…つまり？』




五条「僕さぁ、子供が欲しいんだよね♪キミと、僕の子♪」



……これは、事案である。





いや待ってむりむりむりむり。
この人もしかして術式使わずに無量空処試みてる？
…なんで？

いや、子供がむりなんじゃなくて、マジで情報がいっぺんに流れ込んできてるの。



一緒にお風呂、ナニかが当たる、オブラート即開封事件、ゴムいらんくね？事案、子供欲しい…etc



既にキャパオーバーも振り切れてとっくに行くところまで行ってしまっているんだよ？




五条「あ〜子供っていってもね、後継が欲しいんじゃない。
六眼もなくていいと思ってるし、術式も持ってなくたっていい。純粋にキミとの子供が欲しい。」




そして握っていた筈の主導権もいつの間にか奪われている。
誰か私を殴って気絶させてくれ。
今なら無抵抗で命と貞操以外なら何でもくれてやるから！



○拝啓15分前の私へ○
断れ！！！頑張れ！！！諦めるな！！



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