後悔*HyunSeoung* ページ50
バカだな…Aに嫌いって言われただけでここまで落ちることはないだろ？
結局事務所に戻る勇気もなく、ただっぴろい夜の公園のベンチに座っていた。
おじさん「なんだぁ〜？
兄ちゃん、失恋か…」
男性「ちょっと！
失礼です…すいません…」
酔っ払いの男の人は若い男性に連れられていく。
失礼だとか…スイマセンだとか…失恋し多ばかりの男に見えるのかな？別にこんな冬の寒い中、一人でベンチに座ってればそう見えても仕方ないか…
??「Aはー？」
え…？
俺の目の前に立ってるのは帽子を深くかぶった男の人。
??「タオね、Aの友達なんだよ？」
タオ…？あ…exoのタオさん…
TAO「タオね、一人で隊長のいる店探してたら迷って公園に来ちゃった。」
HS「そうなんですか…？」
するといきなりぎゅーっとされる。なんで…？
TAO「Aの友達でしょ？君…」
HS「は…？」
TAO「Aが幸せそうに歌ってるからAの友達。」
そう言って俺の隣に座る…
TAO「Aの友達はタオの友達。」
…この人は不思議だ。ふと視線をずらせば…A？それから…exoの人…一瞬だけど目が合う。だけど…
TAO「A！
ギョンス！」
そう言って俺の手を引っ張り二人のもとへ走る。この人は本当に悪気はない。なのに…平気で人を傷つける術を知っている。
「タオ君…なんでヒョンソン君と？」
TAO「タオとねお友達になったから。」
「え…？」
HS「何で…」
TAO「タオとAは友達でしょ？
だからヒョンソンはAの友達だからタオとも友達になったの。」
類は類を呼ぶとは聞いたけど…こんな純粋な人間と仲良しなんだって思うと心が痛む…。
DO「タオ…もういいから。
ヒョンソンがタオの友達ってことわかったから…Aちゃん、行こう？」
そう言ってAの手を引っ張ってどこかへ行く…でも…
TAO「Aと喧嘩でもしたの？」
HS「何で…？」
TAO「泣いてるもん。」
そう言われてから自分が泣いてることに気づく…変なの。泣くなんて今まで一度もないのに…ぐっと耐え宿舎に戻った。
でも一人にはなれなくて…ヨンミナとジョンミナにあたってしまった自分に後悔をするけど、もっと公開する出来事が訪れるなんてこの時の俺はまだ気づいていなかった…。
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作者名：いっちー | 作成日時：2013年10月28日 22時
