時雨419 ページ39
ツ「なっ、体を乗っ取られた！？そんなことっ誰が！？」
骸「僕の肉体を奪い自分の肉体にできる者などあの男以外考えられませんよ。D・スペード！！」
ツ「！！」
骸「彼はクロームを追い込むことで僕の精神をおびき出し、復讐者の牢獄にある僕の肉体を空にした上で、わざと勝負に敗れ僕より先に空となった肉体を支配したのです」
ツ「わ……わざと敗けた…！？」
リ「だが術士が憑依している隙に他の術士が肉体からだを盗むなんて初めて聞くぞ」
骸「僕もですよ。恐らくいくつか条件の必要とする難易度の高い奥義です。しかも最近、手に入れた」
髑「D・スペードが�犁，�熟した�瓩辰童世辰討泙靴拭張轡皀鵐螢鵐阿粒仞辰杷塾呂�強化されたから不安なく骸様と戦えるって…」
骸「シモンリングの覚醒…それですね」
炎「そんな！」
チッと姉ちゃんは舌を打つ。
A「Dの計算通りにやられちまってるってことかよ！！」
明里「でも、骸の肉体からだってことはDは今牢獄の中でしょ？何も出来ないのに奴はどうするつもりだろ」
ツ「たしかに…」
すると加藤ジュリーが何の話をしているのかチンプンカンプンなのか古里に何の話をしているかを聞くが「ジュリーはいいんだよ」と古里は話を流した。
その時だった。
フオォ、という黒い炎が私たちの前に出現したのは。
炎「復讐者！！」
ツ「今頃…現れた！！」
炎「やっぱり戦いに敗れたジュリーを連れていくんだ」
加「なに〜〜〜〜！？」
だが返ってきたのは「否」という否定の言葉。
「一刻を争う非常事態が起きた。憑依された六道骸の肉体が暴走し我々の牢獄を破壊している」
ツ「それって骸の肉体を奪った、D・スペード！！」
「左様。D・スペードは六道骸の肉体を手に入れ人の領域を超えた。脱獄するのは時間の問題だ」
ツ「だっ脱獄！！？」
A「んなことできんのか！？骸でも無理だったのに！！」
「D・スペードはまずここへ来るだろう。次世代ボンゴレであるお前達を始末しに」
ツ「！！」
「我々の力で対処する事もできるが今はそれを避けたい。D・スペードはお前達が処理せよ」
明里「処理って…！！」
A「なっオレ達が後始末かよ！！」
ツ「……」
「D・スペードは昔も今もボンゴレに所属するボンゴレの人間だ。ここまで奴を増長させたのはボンゴレ自らの責任」
リ「何であれ脱獄囚を他人に委ねるとはお前らしくねーな」
「黙るがいいアルコバレーノ」
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