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渡辺Side
あれから1ヶ月が経っている。報道も落ち着いて来て、安藤も全てを認め裁判が始まるのを待つのみだ。何度か刑事が来て、供述の裏取りみたいなので話さなくてはならない時があって、その時は俺はマネージャーに迎えに来てもらい自分の家に帰ったり気分転換したりしていた。やはりその日は疲れてしまうらしく、部屋に籠もりがちになるので心配だった。無理のない程度に部屋から出して話したりボードゲームしたり、メンバーとビデオ通話したりと工夫した。
涼太の毎日のルーティンとして、朝食を作ってくれて食後に柔軟とリハビリを3時間近くやって昼食作ってくれて食後は本を読んだり、少し昼寝をしたりリハビリや筋トレしたりして、夕飯作ってと忙しくしている。
俺は、何してるか?って?、料理以外の家事をしてる。食器を洗ったり洗濯したり掃除したりしてる。筋トレもしたりね。
今日も、遠い意識の中で涼太が朝ごはんを作ってくれている気配を感じながら寝ていた。
ガン!!ガッシャーン!!パリン!
「うぉ!!なっ何!?えっ!?」
「りょっ涼太?!大丈夫か!?」
急いでキッチンに行くと、涼太が倒れていて体を起こそうとしていた。
「涼太!大丈夫?!怪我してないか?!」
起こすのを手伝い、顔を見ると啞然として信じられない様な顔をしている。
「どうした?涼太?」
『あっ……。ごっごめん……。急に…足の力が抜けちゃって……』
「怪我は?」
『…大丈夫……』
「そっか。良かった。力が抜けたって事は、力が入んないって事か?」
『うん…そうみたい……』
「そうか。とりあえず、移動した方がいいよな」
いくら痩せた涼太とはいえ成人男性を運ぶ力は俺にはない。申し訳ないが、脇に手を入れて引きずる事にした。
「悪いけど、我慢してくれ」
『ごめん。ありがとう…』
なんとか引きずりソファーの前まで運ぶ。後は、涼太がソファーに手を付き腕の力で下半身を引き上げ座った。
『ありがとう……』
いまだに、表情が、引き攣り何が起こったか整理しきれていない様子だ。
「なんの前触れもなく、力が抜けたんだよな?」
コクリと頷く。
「じゃあ、病院の先生とかに聞いてみた方がいいんじゃないか?」
スマホを渡し、キッチンの片付けをする。少しフリーズしていたが、電話をかけ始めた。
『もしもし宮舘です。あの____、はい…欠かさずしています。___はい…運動不足ですか…?はい…そうですね……』
「何か、分かった?」
『うん、運動不足だったみたい。』
「運動不足?」
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ライ(プロフ) - 初めまして！更新楽しみに待ってます！ (3月5日 10時) (
レス) @page15 id: 704f0c8ab3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮音(プロフ) - あさん» ありがとうございます。拙い小説ですが、そう言って貰えると嬉しいです。 (2022年4月16日 21時) (レス) @page11 id: 56222b3dae (このIDを非表示/違反報告)
あ - いつも楽しみにしてます！ (2022年4月16日 19時) (レス) @page12 id: 0b2e0edfb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮音 | 作成日時：2022年3月27日 22時
