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渡辺Side
あんな表情の涼太を初めて見たので、焦ったが原因が分かったみたいで良かった。でも、運動不足ってゆうのはどうゆう事だ?
『柔軟やリハビリだけじゃ、足を動かすのには不十分だったみたい。』
「ん?どうゆう事?」
『ふらつきもなくなって、杖も使わなくなって見た目的には普通に見えるけど、それは柔軟やってリハビリして、家の中を歩いたり運動したりして動かしてるから普通なだけであって、今はそれをサボると動きにくくなったりするのね。家の中じゃ動くのにも限界があるから、まだ運動するのに足りてなくて急な脱力に繋がったみたい』
「そうなんだ。対策は、どうすんの?」
なんだか、俺が思ってたより涼太の足が繊細な事にビックリした。そりゃ、リハビリしてるくらいだから、しっかり動く様にしてるのは分かってたけど、まだまだ治ってなかったなんて……。
『ホントは、外に散歩に行ったりするのがいいんだけど、まだ厳しいからランニングマシーンでも買おうかなぁ。それで、運動すれば解消されるだろうし。』
「そっか。だいぶ落ち着いては来てるから、もう少しだとは思うけど。俺らが、仕事しだしたら散歩しても大丈夫なんじゃね?」
『そうだね。とりあえず今、動く様にしなきゃだからマットを取ってくれる?』
そう言うと、マットの上でマッサージをし出す。
めっちゃ手慣れた感じで、ビックリする。マッサージなんてしてる所を見た事もなかったから。
俺……一緒にいながら知らない事が多すぎるのかも知れない…もしかしたら……。
「なぁ、マッサージってよくすんの?」
『えっ…うん。朝、起きた時にしてる』
「ふーん。俺さ、涼太の足の事あんまり把握してなかったけど、どうゆう状態なの?」
『んー。いつもやってるルーティンをやらないと足は動きにくいからやってる。今は』
「それって、いつまでやらないとダメなの?」
『いつまで……。はっきりとは決まってないかなぁ。』
「それを、しなくていい日はくんの?」
『んー……。そうなる日を目指してるって感じかな……』
答えるのに、言葉を選ぶ涼太。そんなに悪いのかよ?!
「そうならない可能性もあるって事?」
『…どうだろうねぇ……』
言葉を濁し喋りたがらない。ん?ちょっと待てよ!?って事はさっ!!
「お前さ!もしかして後遺症が残ってるって事か?!おい!!」
『んー。分かんない……』
それ以上、話したがらない涼太。顔を見合わせても微妙な表情のまま。どうゆう事だよ!!おい!
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ライ(プロフ) - 初めまして!更新楽しみに待ってます! (3月5日 10時) (レス) @page15 id: 704f0c8ab3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮音(プロフ) - あさん» ありがとうございます。拙い小説ですが、そう言って貰えると嬉しいです。 (2022年4月16日 21時) (レス) @page11 id: 56222b3dae (このIDを非表示/違反報告)
あ - いつも楽しみにしてます! (2022年4月16日 19時) (レス) @page12 id: 0b2e0edfb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蓮音 | 作成日時:2022年3月27日 22時