私に似た人。 ページ32
桃花side
桃玄「何かあったのか?」
蒼麗「おっ、桃玄様!」
出て来たのは、私とそっくりの少女だった。
サラサラの長い桃色の髪。下の方は白になっている、グラデーションだ。
そして、宝石の様な赤い瞳。
確かに、髪や目の色は違うが、目元や顔立ちが似ている。
桃玄「ん?見ない顔だな。蒼麗、この者は?」
蒼麗「えーっと、分からないけどさっき城に入ってkいって!」
???「蒼麗。桃玄様は朱夏様の妹様であるぞ。態度を改めろ。」
いや、更に誰?
蒼麗「ヤバいまたやっちゃった…けど、ぶつことねーだろ、玄冬!」
玄冬と呼ばれた男の人の顔を見てみる。
心做しか、桃玄様?に、似てる気がする。
目元とか、ほんの少しだけど。
白秋「お前が何回言っても口調を直さないからだろ…(呆れ)」
桃玄「ふふっ…別に私はそのままでもかわまんぞ。」
そう言って桃玄様はふわっと笑う。
笑っている顔が、私の顔に似ていると思った。
いや、似ているどころか瓜二つだ。
桃花「(○口○*) ポーカン」
蒼麗「おーい。桃花ー。生きてるかー?」
白秋「生きてるから、他人を勝手に殺すな。」
蒼麗「いや、だって、ねぇ?てか、顔崩壊してるし。アウトでしょ。」
玄冬「お前の口調の方がよっぽどアウトだ。」
桃玄「所で…その者は?」
桃花「(;・ω・)ハッ!私は城南 桃花と言います。その、気付いたらこの城の前にいて…ここはどこでしょうか?」
桃玄「一旦落ち着け。とりあえず、全員自己紹介でもしよう。私は
白秋「俺は白秋。この城で朱夏様と桃玄様の近衛騎士をやってるぜ!よろしくな!」
玄冬「私は玄冬。白秋と同じく朱夏様と桃玄様の近衛騎士をやっている。よろしく。」
蒼麗「俺は蒼麗だ!一応雪の姫なんだ!よろしく!」
桃花「よろしくお願いします(☆´_ _)ペコリ」
桃玄「桃花と言ったか…其方は一体なぜこの城に来たのだ?」
桃花「私はとある怪奇案件を追ってて…それで異世界に飛ばされた友達を助けるために異世界に行って、その妖怪と戦って……で…そしたら意識を失っちゃって。それくらいしか…。」
桃玄「ふむ…聞きたい事は山ほどあるが、とりあえずそれは後にしよう。まず、其方は何者だ?人間なのか妖怪なのか……。」
桃花「私は…。」
自分が何者かなんて、私が一番知りたい位なのに。
その時の私は、ただ唇を噛み締めて俯くしかなかったんだ。
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ニャ助(プロフ) - ピカさん» 読みにくいですか?変えるかどうか相談しておきます!返信遅くてすみません! (2020年5月9日 7時) (レス) id: 636a33148d (このIDを非表示/違反報告)
ピカ - ていうか、文字って変えられたんだ。(^o^; (2020年1月3日 20時) (レス) id: 522767a1ca (このIDを非表示/違反報告)
ピカ - なんか、めちゃくちゃ読みにくくなっている…(゜o゜; (2020年1月3日 20時) (レス) id: 522767a1ca (このIDを非表示/違反報告)
ルナ☆(プロフ) - ニャ助さん» ありがとうございます!助かります…! (2019年10月18日 20時) (レス) id: 65ed62dd2f (このIDを非表示/違反報告)
ニャ助 - 覚えてます!今ここで教えるのはアレなので合作募集(Part1の方)してたホムペにコメントしておきますね! (2019年10月18日 18時) (レス) id: fbe42aa5ce (このIDを非表示/違反報告)
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