【おそ松さん】居眠り少年は勉強を教えることになって【男主】

レッスン はち、... side 長男 ページ9

「カラ松はここで待ってろ」


　


「えっ」


　


　


　


なんでカラ松連れてきたのチョロ松！？


　


いつの間にか第二の前で、カラ松は校門に置き去り。


　


俺はやっとのことで引きずられる体制から解放されて、今度は走ってる。


　


俺の腕を掴んで前を走るチョロ松は息切れ寸前。


　


そんなになるまで急ぐ必要ねえじゃーん。


　


体力ないくせに。


　


ご苦労なこって。


　


　


　


「ごめん！お待たせっ…」


　


　


　


ほー、ここが一松の教室かー。


　


　


　


「ほら、入って！」


　


「押すなよ…！」


　


　


　


チョロ松さっきから痛いからねっ！？


　


っもー、お兄ちゃんを乱暴に扱うな…。


　


　


　


『…はじめまして、お兄さん。桜庭と言います』


　


　


　


え？


　


…なにこの美形君。


　


…え、ええ？


　


イケメンっていうか。


　


ボーイッシュで美人な女って感じなんだけど。


　


ボーイッシュで美人って何だ。


　


あれか、クールビューティか。


　


…待って、とりあえず。


　


クッソ好み！！！！


　


思わずチョロ松を連れて一旦教室を出た。


　


　


　


「何！？どうしたの！！？」


　


「なんだあの美形！？はぁあ！！？」


　


「え、なに何なの？モテそうだなっていう嫉妬？」


　


「ちっげーよ！！クッソタイプって話だよ！！！」


　


「…桜庭君、男だけど！？」


　


「知ってるわ！だから動揺してんだろ！！」

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